古書修復の愉しみ(新装版)

  • 白水社
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560081037

作品紹介・あらすじ

触れただけでぼろぼろと崩れそうな古くて貴重な書物を丹念に修復してゆく。手仕事の技を学ぶ愉しみ、実践する喜びをいきいきと描く。

感想・レビュー・書評

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  • ビル・アンソニーという古書修復家の弟子になった著者。修復の仕事は単純作業の繰り返しですが、失敗は許されません。一冊に数ヶ月かかることもあり、専門知識と技術が必要な欧米では伝統的な手仕事。著者が弟子として過ごした日々は新しい発見で溢れています。

  • 古書への愛着
    著者はレトリックのドクターを持っているだけあって、表現が豊かであり、説明するには煩雑な古書修復のための手の動きまでイメージが伝わってくる。古書の修復とはここまで奥深い仕事なのかと感嘆してしまう。愛する古書に向き合う著者の姿に惹きつけられて、やっばり自分は本が好きなのだと再確認してしまった。

  • 物語・・・というか手記に近いのか・・・としても、古書修復師という職業を知る本当しても、とても興味を持って読めた本です。前以て、本の部分名称と修復と製本に使う道具を書いた図鑑を読んだりしていたので、尚興味深かったです。ただ、職業としては、やっぱり日本では目指しづらいというのが甚だ残念。

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