現実界の探偵 ─ 文学と犯罪

著者 :
  • 白水社
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560081853

作品紹介・あらすじ

動機を規定する深層へ。現代社会の最大の謎、無差別殺人の謎を探求する。

感想・レビュー・書評

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  • 言っていることが難しいので,ずーっと同じページで立ち止まってしまうこともあった。
    よくよく吟味すると,この本すげぇなって思わされる一冊だった。

    いつかまた読みたい(読むべきなんだろう)けど、なにせ読むのが大変だから・・・うーんどうでしょう(笑

  • タイトルからは中身を想像しずらい本である。文学と犯罪を対象にして、現実界という点からの考察が行われている。「現実界」とは、ラカン派の精神分析で用いられる考え方であり、我々のこの世界(想像界とよばれる)の裂け目の向こう側、残余を示す。どうやら、現実界は我々やこの世界に対して、不気味なものと認識されたり、空虚な何かとして認識される事があるようだ。そして、現実界は、我々やこの世界に対して、様々に影響を及ぼしている。続きはブログ→http://hiderot.blogspot.jp/2012/05/blog-post_23.html

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著者プロフィール

作田 啓一(さくた・けいいち):1922-2016年。京都大学文学部哲学科(社会学専攻)卒業。京都大学名誉教授。主著である本書のほかに、著書には『増補 ルソー』(筑摩叢書)、『ドストエフスキーの世界』(筑摩書房)、『個人主義の運命』(岩波新書)、『生成の社会学をめざして』(有斐閣)、『三次元の人間』(行路社)、『生の欲動』(みすず書房)などがある。

「2024年 『価値の社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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