CD付 対訳 フランス語で読む「赤と黒」

著者 :
  • 白水社
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560086780

作品紹介・あらすじ

スタンダールの名作を少しずつ読んでいきましょう。原文から作品の思いがけない側面を発見することはフランス語学習者ならではの愉しみです。CD付ですので、耳からも味わえます。

感想・レビュー・書評

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  • 中学生の頃、恋愛小説を読むノリで読んで、意味が全く分からなかった。ちゃんと読み直したいと思ってたんだ。フランス革命と産業革命を経て、人々が土地や身分に縛られなくなりつつあった社会で、上流階級へ挑戦する青年の話だったんだね。何故私はこれを恋愛小説だと思った?コバルト文庫のせいかな。

    原作を何カ所か抜粋した本。全文朗読でないのは残念だけれど、付属CDは美しい。フランス語の美しさは本当に…とにかく美しい。全文をフランス語で朗読したオーディオブックはあるのかな?フランスの朗読文化はどんな風なんだろう。こんなに美しい言葉だし、フランス人もフランス語の美しさを誇っているのだから、オーディオブックがあってもおかしくないよね。フランス語に本腰を入れるようになったら探そう。

    ジュリアンが体験するパリの貴族社会では、ロッシーニや天気についての話しか許されていない。革命を恐れているからだ。誰もが自分の意見を表現することを恐れ、しかも退屈している。
    礼儀正しさを保ちながらでも、生き生きした会話はできるはず。
    『赤と黒』をきちんと読みたい。とりあえずは邦訳を。いつか原著を読めるようになるといいな。英語に訳されているかな?

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著者プロフィール

中央大学文学部教授

「2021年 『ルソー論集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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