フラ語入門、わかりやすいにもホドがある! [改訂新版]《CD付》

著者 : 清岡智比古

• 白水社 (2019年9月13日発売)

作品紹介・あらすじ

累計13万部突破！　売れすぎるにもホドがある！

　こんな楽しい入門書あり？　でもやっぱり、オベンキョーは楽しくないとね。で、楽しい！→続けられるわたしってスゴイ♥　これですね！
　大事なとこ、必要なとこだけズバッと！　細かいとこはサラッと流しましょ。合い言葉は、「ムズカシイこと抜きで！」。自慢の音声は、CDでも音声アプリでも。日本語→フランス語という順で収録されていますから、通勤・通学のお供に、どうぞご活用ください♥

感想・レビュー・書評

[1397195番目の読書家さんの感想 · 2022年3月5日]

とても分かりやすいです。

フランス語は、まず発音上の難しさがあり、その上、動詞の活用、名詞・形容詞の性・数の変化といった文法上の複雑さがあるので、英語より最初のハードルが高いはずです。
実際私は、本書全31課中、９課位までは丹念に予習復習しないといけないなと感じていました。

ただ、そのあたりを過ぎて慣れてくると、かなりサクサク読めるようになります。
それは、本書の語り口によるところが大きいです。

文体はやたらと軽い感じで、時々昔流行った音楽などオジサン向けの話が挿入される…のはともかくとして、文法に関する日本語での説明が豊富です。
説明のうまい講師の講義をそのまま読む感じです。
本が薄いので心理的な負担感が小さいのですが、その分字が小さめになっていて説明が丁寧です。

また、掲載されている例文は少ない語彙数で書かれており、同じ単語を始めから終わりまで何回も使い回しています。
そのため例文ごとに一々辞書を引かされてウンザリするという外国語学習特有のストレスが軽減され、読めば読むほど楽しくなってきます。

本書の学習上の位置づけとしては、知識ゼロの状態でまず本書に取り組んでフランス語文法の全体像を把握し、その後別の本で単語や語法の暗記、アウトプットの練習に進むというのがいいと思います。

[skittiesさんの感想 · 2021年11月8日]

とても読みやすく、基本的な文法の理解が深まった。

[帝塚山大学図書館 学生選書会さんの感想 · 2021年7月19日]

https://lib.tezukayama-u.ac.jp/opac/volume/923548

[あらのりさんの感想 · 2021年5月3日]

入門書の中で一番読みやすいと思った。

[riverthamesさんの感想 · 2021年4月23日]

B-1くらい？の文法、英語だと中3くらいまでを一気に進むので初心者には意外と難しい。文章がちょっといらっとくる。大事なところを少ないページで押さえていると思うので、他のフランス語のみの教材と併用して理解を確認するのに使った。音声付きなのはよい。

[pilotfishandthさんの感想 · 2020年12月8日]

フランス語を独学で始めるにはぴったりの一冊でした。とにかく途中で挫折せずに一冊読み終わることができ、初歩の文法の体系を学べる優れもの。音声もストレスなく聞けるし、ダウンロードできるのもポイントが高い。

著者プロフィール

1958年、東京生まれ。主な著書に『小さな幸福』（小沢書店）、『東京詩ーー藤村から宇多田まで』（左右社）、『世はいかにして昭和から平成になりしか』（白水社・共著）、『混成世界のポルトラーの』（左右社・共著）、『エキゾチック・パリ案内』（平凡社）など。

「2014年 『きみのスライダーがすべり落ちる　その先へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」