テント日記/「縫うこと、着ること、語ること。」日記

著者 :
  • 白水社
4.00
  • (2)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 63
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560094570

作品紹介・あらすじ

二人の母と共働した二つの作品――実母とともにテントを制作した日記と、パートナーの母とともにタープを制作した日記。写真22点収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 長島有里枝が自らを撮る理由。撮ることは、女性の人生を可視化すること - She is [シーイズ](Sep 26.2020)
    https://sheishere.jp/interview/202009-yurienagashima/

    Nagashima Yurie(@yurienagashima) • Instagram写真と動画
    https://www.instagram.com/yurienagashima/

    テント日記/「縫うこと、着ること、語ること。」日記 - 白水社
    https://www.hakusuisha.co.jp/book/b616342.html

  • 740.2

  • テント日記は、実母と共にテントを作る中での、過去との葛藤、製作中の口喧嘩やすれ違い、家族への思いなど、感情のコントロールが効かないお互いが切実に苦しそうで、読むのが本当に辛かった。。作者も、なぜこんな辛そうに、この作業を続けるんだろうかと、、、。
    変わって、次の「縫うこと、着ること、語ること。」日記は、作者とパートナーの母との記録。
    同じ人が誰かと共同作業をした記録とは思えないほど、穏やかで軽やか。
    そして、あとがきで、なにか救われるような気持ち。
    たしかに、これを読んで、人と関わることを諦めずにやってみよう、とおもう人がいると思えるような、勇気の出る本でした。

  • 自分の母との葛藤を読んでいるような気持ちになりました。同じように感じてる人がいることに安堵の気持ちを覚えました。
    母を愛してるけど、憎んだり、疎ましく思う気持ちが共感できました。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

東京都生まれ。1993年、武蔵野美術大学在学中に「アーバナート#2」でパルコ賞受賞。1999年、カリフォルニア芸術大学ファインアート科写真専攻修了。2001 年、写真集『Pastime Paradise』(マドラ出版)で第26回木村伊兵衛写真賞受賞。2010年、短編集『背中の記憶』(講談社)で第26回講談社エッセイ賞受賞。2020年、第36回写真の町東川賞国内作家賞受賞。2015年、武蔵大学人文科学研究科前期博士課程修了。主な個展に「そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。」(東京都写真美術館、2017年)、「知らない言葉の花の名前 記憶にない風景 わたしの指には読めない本」(横浜市民ギャラリーあざみ野、2019年)など。日常で感じる違和感を手がかりに、他者や自分との関係性を掘り下げる作品を制作する。

「2022年 『ははとははの往復書簡』 で使われていた紹介文から引用しています。」

長島有里枝の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×