- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560094822
作品紹介・あらすじ
歴史の重要な瞬間に彼らは何を目にしたか?五人の独裁者に仕えた料理人たちの悲喜こもごもの人生。2021年度グルマン世界料理本賞受賞作
感想・レビュー・書評
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「これでもうわかっただろう、大統領のために働くというのがどういうことか」
この言葉に集約されている。
大変面白かった。同じ著者の「踊る熊たち」も素晴らしい本だった。ポーランド人である著者だからこそ書けた内容だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
独裁者の料理人だった人物を探し料理人になったきっかけやどんな料理を作ったのかを聞く。私の勉強不足で紹介された独裁者がどの程度悪い方なのか分からず読んだため、料理人の心境と環境が自分の想像との結び付けのような読了になってしまった。料理に関する本なので黒い部分の話は軽めに触れてあった。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/786603
作らなければ生き残れない!
20世紀の独裁者5人に仕えた料理人たちの人生。 -
オードブル
朝食―泥棒の魚スープ サダム・フセインの料理人、アブー・アリの話
オードブル
ランチ―山羊のロースト イディ・アミンの料理人、オトンデ・オデラの話
オードブル
午餐―シェチェ・パーレ エンヴェル・ホッジャの料理人、Kさんの話
オードブル
夕食―魚のマンゴーソース フィデル・カストロの料理人、エラスモとフローレスの話
デザート―パパイヤのサラダ ポル・ポトの料理人、ヨン・ムーンの話
コーヒー
香辛料 -
独裁者の身近にあって、その食事を作る人たちの証言をまとめた話。
独裁者達の孤独、独裁者達に仕えることの緊張感が、どの話にも濃密に漂っていました。 -
誰でも食事はする。どんな独裁者でも美味いものを作ってくれる奴には優しい。
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すごい労力。
面白かった。
どんな人も食べ、排泄する。