分断と統合への試練:ヨーロッパ史1950-2017 (シリーズ近現代ヨーロッパ200年史 全4巻)

  • 白水社
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 44
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (566ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560097274

作品紹介・あらすじ

シリーズ完結、通史の決定版!

 本書は、欧州20世紀史の前半を概説したカーショー『地獄の淵から ヨーロッパ史1914-1949』の続巻である。19世紀史を俯瞰したエヴァンズ『力の追求 ヨーロッパ史1815-1914 上・下』と合わせ、「シリーズ 近現代ヨーロッパ200年史」(全4巻)の最終巻にあたる。第二次大戦後の東西両ドイツ国家の成立と北大西洋条約機構(NATO)発足を経て、冷戦構造が固定化する1950年からごく最近の2017年まで、欧州のほぼ70年間の紆余曲折を多面的に描き出している。
 本書は二つの不安の時代相――一つは冷戦と東西大陸分断、もう一つは冷戦後のグローバル化で進行する格差や貧困の拡大、大規模な人口移動(移民)とアイデンティティ危機として現れる不安が、大きな山をなす。時代を画する転換点として四つの象徴的な年――1973年(石油ショック)、1989年(東欧革命、ベルリンの壁崩壊)、2001年(9.11)、2008年(リーマンショックと世界金融危機)を挙げている。政治・社会・経済・文化の構造変化を、最新研究を踏まえ、平易な筆致で詳解する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • <シラバス掲載参考図書一覧は、図書館HPから確認できます>https://libipu.iwate-pu.ac.jp/drupal/ja/node/190

  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001162723

  • 230.7||Ke

  • 東2法経図・6F開架:230.7A/Ke59b//K

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

Ian Kershaw
1943年、英国オールダム生まれ。英国シェフィールド大学名誉教授。英国学士院フェロー。ドイツ現代史、ナチズム研究の世界的権威であり、英国勲爵士への叙勲をはじめ、数多くの学術賞を受賞している。主な邦訳書に、『ヒトラー 権力の本質』、『ヒトラー 1889-1936 傲慢 上』、『ヒトラー 1936-1945 天罰 下』、『地獄の淵から ヨーロッパ史1914-1949』、『分断と統合への試練 ヨーロッパ史1950-2017』(以上、白水社)がある。

「2021年 『ナチ・ドイツの終焉 1944-45』 で使われていた紹介文から引用しています。」

イアン・カーショーの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
E.H.カー
スティーブン・ピ...
マシュー・サイド
ポール・モーラン...
スティーブン・ピ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×