20世紀初頭、絵画や工芸、建築など、多分野の人々と共闘した岩村透の足跡から、「美術」による社会変革の試みを掘り起こす。
1961年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門は比較文学・比較文化。著書に、『異都憧憬 日本人のパリ』(柏書房、1993/平凡社ライブラリー、2001)(1994年度サントリー学芸賞および渋谷クローデル特別賞受賞)、『〈パリ写真〉の世紀』(白水社、2003)(2003年度重森弘淹写真評論賞、2004年度島田謹二記念学藝賞および日本写真協会賞学芸賞受賞)、『ブラッサイ パリの越境者』など。 「2021年 『近代日本の美術思想(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」