ミレニアル世代事業戦略: なぜ、これまでのマーケティングはうまくいかなかったのか?
- 白桃書房 (2020年9月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784561622369
作品紹介・あらすじ
ミレニアル世代は1980年?2000年にかけて生まれた世代で、現在、市場の規模、影響力において最大であり、彼らが求めるものの半歩先の製品・サービスを提示することが極めて重要という認識が急速に強まってきている。
ミレニアル世代は米国では「ジェネレーションY」と言われる世代とほぼ重なる。また、中国の「80后」「90后」も従来の伝統的中国人観を覆す世代として注目を集めてきており、単に日本国内に一定の市場があるというだけでなく、グローバルな広がりを持ち、ITの活用に長け、SDGsの理念とも通じる、共通の価値観を持つ市場があると言う。
本書は、ミレニアル世代の特徴を独自の定量調査によって把握したうえで、彼らを対象にした、米国と日本の10以上の企業の具体的な取り組みを、丁寧な取材に基づきながらも簡潔に描き出す。そして、世界的な広がりを持ち、共通の思考・行動傾向を持つこの世代への、グローバルマーケティングを目指す。
技術イノベーションに偏りすぎてきた日本企業にとり、特に有用性の高いマーケティング・イノベーションの道標を示した決定版と言える。
【目次】
まえがき─COVID-19による世界の変化とミレニアル世代の重要性
はじめに
序章 なぜ今ミレニアル世代が注目されるのか?
第1章 米国ミレニアル世代のセグメンテーション
第2章 ミレニアル世代の共通性と特異性
第3章 新しく生まれたモノ/コト/文化/文化/ビジネス
第4章 米国企業のミレニアル世代への取り組み
第5章 日本企業のミレニアル世代への取り組み
おわりに
「グローバルミレニアル・ラボ」のご紹介
感想・レビュー・書評
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ミレニアル世代が調査と考察されている本。調査データを示しながら、ミレニアル世代の特徴が明らかにされていく。されていくというか、巷て言われていることを考察していってるイメージを個人的には感じた。海外の事例も面白い。ただ最後に出てくる日本の事例だけは、それまでの考察内容と整合してないというか、話が独立さているイメージを持ちました。でも全体として良書だったと感じています。
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消費に置いてこれまでとは異なる価値観を持つミレニアル世代。
『サステナブル』『シェアリングエコノミー』『ジェンダーレス』今となってはありふれた単語ではありますが、これらが市場の中でどのように形作られているのか、そしてそれらを消費者はどのように判断しているのか。マーケティング目線ではなくとも、この時代に欠かせない知識・内容であり、時代の変化の見方の一つとして参考になりました。 -
東2法経図・6F開架:675A/O33m//K