帝都物語異録

制作 : 荒俣 宏 
  • 原書房
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本棚登録 : 79
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562034529

感想・レビュー・書評

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    超ベストセラー『帝都物語』の世界がついに明かされる!
    紀田順一郎との師弟コンビで雑誌『幻想と怪奇』や「世界幻想文学大系」を編纂・監修し、英米怪奇幻想文学の翻訳家・紹介者として活躍した荒俣宏・作。
     
    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1114000

  • 荒俣宏「加藤保憲の野望を遂げさせるために」
    荒俣宏「帝都物語異録 竜神村木偶茶屋」
    第1章魔人復活編 荒俣宏 『帝都物語』の構想
            斎藤英喜「吉備真備」高橋富雄「アテルイ」佐伯芳彦「乱波道宗」        伊藤悠司「一行」豊嶋康國「徐福」志村有弘「役小角」
    第2章呪詛呪術編 荒俣宏 「数」と「術」
       日本編  豊嶋泰國;復讐の術としての陰陽道。怨敵などを圧伏する調伏法。             呪詛呪術と誤診呪術。方位の呪術・暦の呪法。
       世界編  豊嶋泰國;西欧の魔術決戦。魔術の武器
    第3章永遠聖都編 荒俣宏 理想都市造営のノウハウ
            大宮司朗 霊的国防論
            黒塚信一郎 東京改造計画論の系譜
    第4章怪異神霊編 荒俣宏 見える世界と見えない世界
            大宮司朗 言霊
            伊藤悠司 憑霊現象。鎮魂とその方法。地霊。不老不死伝説。
    ブックガイド
    執筆者紹介

  • この本に書かれていた新しい「帝都物語」を見ていない……多分、出版されていない……というのが気になりますが、相変わらずおもしろいです。

    「帝都物語異録」では、加藤の不死の秘密が語られます。
    けっこう、あっけないというか、軽い気が……。
    しかし、あの人物の魅力は、そのものすごい怨念みたいなのと、人間的なところのギャップにあると思うので、それもありかと。

  • 「永遠聖都論」が私には興味深かった。
    エンデとベックマンの「日比谷官庁集中計画」、後藤新平の「帝都復興計画」、石川栄耀の「東京戦災復興都市計画」。
    関東大震災、戦災と、都市計画のチャンス?にあたっても、用地買収に反対で縮小されていく。
    朝鮮戦争特需で、めざましい復興をとげれば、地価もあがり、さらに都市計画は困難となり、今に至る。。。

  • 見返し
    「今回は作者自身の手で本格的に『帝都物語』の世界を解析してよいという。そういう趣旨ならばと賛同し、多くの碩学の力を借りて編みあげたのが本書である」(荒俣宏)
    荒俣宏
    「帝都物語異録 龍神村木偶茶屋」
    「『帝都物語』の構想」
    「『数』と『術』」
    「理想都市造営のノウハウ」
    「見える世界と見えない世界」
    ◎日本呪術の奥義
    「呪詛呪術と護身呪術」他 豊嶋泰國
    ◎特殊な神業
    「霊的国防論」他 大宮司朗
    ◎闇の歴史
    「乱破道宗」佐治芳彦
    ◎秘教的世界
    「鎮魂とその方法」他 伊藤悠可
    ◎理想都市へ
    「東京改造計画論の系譜」 黒塚信一郎
    ◎日本陰陽道の祖
    「吉備真備」 斎藤英喜
    ◎謎の呪術者
    「役小角」 志村有弘
    ◎最大の怨霊か?
    「アテルイ」 高橋富雄
    裏見返し
    「本書に語られたさまざまな史実、資料、あるいは仮説が、いずれ加藤保憲の手で『怨霊帝国復活』を達成させる手段に用いられること。作者自身はむろんのこと、寄稿していただいた諸氏も、それだけを願って、呪力ある文章をつづったといって過言ではない」(荒俣宏)

  • 魔人・加藤、出生の秘密…!
    とは言っても、これだけではまだ謎が多すぎる。

  • 帝都の破壊者である魔人・加藤保憲の詳しい生い立ちが明かされ、びっくり。おおっ!て感じ。

  • 2005/6/9 \1,680

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