真昼の悪魔: うつの解剖学 (下)

  • 原書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562036554

作品紹介・あらすじ

「好んでうつ病になる人はいない。しかしそうなってしまった以上、私たちは、それから何かを見つけていかなければならない。つまり、私たちは何者か、ということを」うつ病の発症と各種治療法、依存症等をあつかった上巻に続き、下巻では自殺、歴史、うつ病と社会、進化論から見たうつ病などについてとりあげていく。やがて著者は、人間が「うつ」をかかえるということのなかに、意味と希望を見出していく。取材をおこなった女性がいった。「楽園を見つけるために地獄を通り抜けてきたの」。確かに人間は絶望し、まちがえる。しかし、自分の生き方を選びなおすことができる。すべての感情は実はつながっている。「悲しみを知ることで愛は、より強く、より広いものになれる」のだ。長期ベストセラーとなった話題作の全訳。

感想・レビュー・書評

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  • 資料ID:W0161868
    請求記号:493.764||So 34||2
    配架場所:本館1F電動書架C

  • うつ病ってどんなものなんだろう。。<br>
    そんな気持ちで読み始めたこの本。<br>
    著者自身もかなり重症なうつ病に悩まされた経験をお持ちの方。
    だからかどうか、かなりの参考文献を読まれていて、うつのことなら何でも載っていそうです!<br>
    医師の研究している科学的なことから、治療法、はたまた患者から見た視点など、うつ病を体験したことのない私には「はっ」とするようなことばかりでした。<br>
    誰でも五月病のようなだるくなる気持ちはあるけれど、病気と診断されるほどうつ病になるとどんなにつらいか、よくわかりました。
    そしてそれらの病気は人によって外部要因も異なれば心理的思考も異なり、様々なパターンがある。そして治療が困難であることが現状。<br>
    とても勉強になりました。<br>
    この本はうつ病にかかった経験のある方が著者なので、患者視点でかかれています。<br>
    だから、さらに医者の方が書かれた本を読んで比較してみると面白そうです。<br>
    果たして医者側と患者側で見解の違いはあるのか!?

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著者プロフィール

政治、文化、心理学分野の研究、著述家。
2001年『真昼の悪魔』で全米図書賞受賞。ピューリッツァー賞の最終候補、
ロンドン・タイムズ紙「過去10年のベスト100冊」にも選出。
特異な子とその親を研究した本書も高く評価され、2012年全米批評家協会賞(一般ノンフィクション部門)、
ルーカス図書賞、アニスフィールド・ウルフ図書賞など多数受賞した。
ニューヨーカー、ニューズウィーク、ガーディアン各紙に寄稿し、
コーネル大学精神医学講師、イェール大学精神医学部のLGBT担当特別顧問も務める。
www.andrewsolomon.com

「2020年 『「ちがい」がある子とその親の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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