- Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562044481
作品紹介・あらすじ
アメリカ人億万長者のひとり娘マーガレットは、父親の財産目当てで自分に言い寄ってくる求婚者をことごとく断ってきた。
娘を貴族と結婚させたい父が焦りを募らせていたある日、マーガレットは別荘でアシュトン伯爵トレヴァーと出逢う。
「一緒に冒険をしよう」と彼女に囁いて、お忍びで夜のカーニバルに誘い出すトレヴァー。
マーガレットは、つぎつぎと新しい世界を見せてくれる彼に、ときめきをおぼえはじめていた。
しかし、トレヴァーの本当の目的は……。
感想・レビュー・書評
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二人のテンポのいい掛け合いが楽しい作品ではあるのだが、個人的に好みが分かれそうな作品。
無邪気なヒロインが捧げる純愛に後ろめたさを感じながらも、ヒロインを獲得するために四苦八苦のトレヴァー。
億万長者の一人娘で、極度の男性不信のマーガレットは、お金だけでなく自分を愛してくれる人を求める女性。彼女の心をつかみ、金をつかみとるために、いろいろと画策してくれるヒーローの行動を微笑ましく見守れたら楽しめる…が、小狡いと感じてしまうと、かなりキツイ。
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愛と冒険を夢見る億万長者の一人娘マーガレットと愛の存在を信じない伯爵トレヴァー。二人の出会いの場面が楽しい。策を弄してマーガレットを誘惑するトレヴァーだが、彼を愛してしまったゆえにその事実に傷つくマーガレット。その傷の深さを理解した時が、彼女への愛に気づいた瞬間だった。頭脳明晰で自信に充ちたヒーローが魅力的。またヒロインも無邪気な冒険心に溢れ、健気で生き生きとして可愛い。二人のやり取りが楽しく、物語も次々と展開して行って一気に読めた。2014.10