サグラダ・ファミリア: ガウディとの対話

  • 原書房
3.88
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本棚登録 : 82
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562047482

作品紹介・あらすじ

世界遺産サグラダ・ファミリア「生誕のファサード」を完成させた彫刻家・外尾悦郎が読み解くガウディの壮大な構想、図面のないまま彫刻に挑む産みの苦しみと喜び。200以上のカラー写真で、通常は見られない細部まで詳しく解説。

感想・レビュー・書評

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  • 大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
    https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/565345

  • 外尾悦郎さんもさることながら、写真がいいです。

  • ガウディとサグラダ•ファミリア展
    https://www.momat.go.jp/exhibitions/552
    を見て。

    日本人で、世界的建造物の彫刻を任されるなんて凄い。外尾さんの彫刻の表情が柔らかくて印象的。

    ただ、サグラダ•ファミリアの全容に興味があるなら別の本の方が良い。

  • ガウディが残した文章:この世に存在するものは、必ず何かの役に立っている。人それぞれがかけがえのない才能を持っており、すべての人が神の似姿として作られている
    人間は両手に抱え切れないほどたくさんのものを持っていると思い込んでいます。全世界を、いや宇宙さえも所有していると
    時間は過ぎ去るものではなく、私たちが時間の中を進んでいる、と言う考え方
    机にかじりついて勉強し、立派な学位を取ってからここにきて、問題を解決しようとしても、うまくいきません
    ガウディの天使には羽がなく、悪魔は人間の顔をしています。これは、人はだれでも天使にも悪魔にもなり得る、ということを表しているのです
    時間が過ぎていくのではなく、私たちが時間の中をどのように過ぎていくのかが大切なのです
    教育とは共に生きる知恵のことです。他人と共に生きなければ、自分が生き延びることができないからです。人間は1人では生きていけません
    ガウディは言いました。金を失えば小さな損失。名誉。失えば大きな損失。勇気を失いはすべての損失
    外尾悦郎:バルセロナにおいでよ、バルセロナ石彫り修業、ガウディの伝言

  • サグラダファミリアの彫刻群に外尾悦郎のインタビューを添えた構成。インタビュアーが外尾に心酔していることがうかがえる。そのためか、この本での外尾は、彫刻家と言うより、サグラダファミリアに全てを捧げた司祭のようである。そしてまた、その説教がうまい。各地で講演してきただけの事はある。これなら寄付も集まるだろうと思った。サグラダファミリアは、新約聖書を形象化したものであるといわれるが、そのことが実感としてわかったような気がした。

  • おすすめ資料 第319回 サグラダ・ファミリアについてのドキュメンタリー映画が公開されています。 (2016.2.12)
     
    1882年に着工し、現在も建築中のスペイン・バルセロナの教会「サグラダ・ファミリア」についてのドキュメンタリー映画が公開されています。

    サグラダ・ファミリアとその二代目建築家アントニオ・ガウディに関する資料は、図書館でも多くの方が手に取られています。

    今回紹介するのは、映画にも登場する日本人彫刻家・外尾悦郎氏の著書です。

    もともとはスペインで出版されたもので、海外の建築家と写真家との鼎談から構成されています。

    細部を写した写真が豊富で、著者に案内されているような気分で読み進められる一冊です。


    【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】
    https://www.lib.city.kobe.jp/opac/opacs/find_detailbook?kobeid=CT%3A7200105406&mode=one_line&pvolid=PV%3A7200218643&type=CtlgBook

    【神戸市外国語大学 図書館Facebookページへ】
    https://www.facebook.com/lib.kobe.cufs/posts/933855529997486

  • 資料ID: W0168882
    請求記号: 523.36||So 76
    配架場所: 本館1F電動書架C

  • "設計図がない中で石を彫るということは・・・
    大切なものは何かと問いつづること"

    サグラダ・ファミリア「生誕のファサード」を完成させた日本人彫刻家があらわす、設計者ガウディと聖堂への念い。
    解説書というより黙想書のような深みのある言葉と写真が、この世界遺産を通して精神の自由へと招いてくれるでしょう。(院生アルバイトスタッフ)

  • すばらしい本でした。高いけどそばにおいておきたいなあ。実際にみにいきたい

  • 【配置場所】工大特集コーナー
    【請求記号】523.36||S【資料ID】11201914

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著者プロフィール

1953年、福岡県生まれ。サグラダ・ファミリア聖堂彫刻家。京都市立芸術大学美術学部彫刻科を卒業後、中学校・高校定時制非常勤教師として勤務ののち、78年バルセロナへ渡る。彫刻家として認められ、アントニ・ガウディの建築、サグラダ・ファミリアの彫刻に携わる。2005年、アントニ・ガウディの作品群として外尾悦郎の作品を含む「生誕の門」と「地下礼拝堂」がユネスコの世界遺産に登録される。リヤドロ・アートスピリッツ賞、12年ミケランジェロ賞、20年文化庁長官表彰など受賞多数。サン・ジョルディ・カタルーニャ芸術院会員。天理大学客員教授。著書に『バルセロナ石彫り修業』(筑摩書房 )、『ガウディの伝言』(光文社)、『サグラダ・ファミリア ガウディとの対話』(原書房)など。

「2022年 『時の中の自分』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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