パンの歴史 (「食」の図書館)

  • 原書房
3.57
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本棚登録 : 105
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562049370

作品紹介・あらすじ

ふんわり/ずっしり。
丸い/四角い/平たい。
変幻自在のパンの中には、よりよい食と暮らしを追い求めてきた人類の歴史がつまっている。
多くのカラー図版とともに読み解く人とパンの6千年の物語。
世界中のパンで作るレシピ付。

感想・レビュー・書評

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  • パンは紀元前4000年前のウルクやメソポタミア文明の中心。
    ただ、脱穀は手間がかかるので、どうして食べるようになったのかは疑問が残る。

  • あまりちゃんと読んでいない。フランスとドイツとイギリスのパンの違いあたりをざざざっと。


  • 歴史

  • 遥か数千年前の太古から、延々と人々の食を支えてきた、
    パン。
    栽培によって麦は改良され、
    酵母やサワードゥでパンは膨らみ、
    ローフブレットや平焼きパンが生まれ、
    人々に供されていく。
    本文は150ページにも足らぬ短いものですが、
    パンの歴史と変遷が簡潔でわかりやすかったです。
    雑穀パンやライ麦パンを食べていた庶民の、
    憧れの白いパン。
    生活の向上と生産性・技術の発展により、
    手に入るようになった。
    それは日本の白米のご飯への憧れとも似通っています。
    また、栄養的・伝統的観点から雑穀パン等が
    見直されてるのも、
    日本での玄米や雑穀米の流行とも同様に、感じました。

  • 本書ではおもにこねた生地、それも酵母で発行させた生地で作るパンについて述べていくが、世界中のパンをその範疇のなかに押しこめるつもりはない。
    パンとは概念である。パンは農家が収穫するものではなく、作り手によって生みだされるものだ。文化の発展にしたがって、パンの概念も変わっていく。とはいえ、実際のところ、時間とともにおいしいパンを作る方法が大きく変わっていっても、ヨーロッパ人にとってパンとはなにかという核心部分は、数千年のあいだ揺らいでいない。

  • 帯文:”こねて焼いて六千年” ”ふんわり/ずっしり。丸い/四角い/平たい。変幻自在のパンの中につまっている、よりよい食と暮らしを追い求めてきた人類六千年の歴史。世界中のパンで作るレシピ付。”

    目次:序章 パンとは何だろう、第1章 パンのあけぼの、第2章 階級のしるしとしてのパン、第3章 味を決めるもの、第4章 世界パン紀行、第5章 21世紀のパン作り

  •  日本人の食に欠かせないものになったパン。そんなパンには長い歴史がある。最後にはこのシリーズおなじみのレシピ集がおまけについている。



     最初にパンとは何ぞやから始めている。食うことばかり考えていて哲学的な問いを発したことのない食いしん坊にとっても気になる。著者は、あのオックスフォード英語大辞典(OED)を引用している。



     ごく一般的な食品で、穀粒や小麦粉に水分を加え、こねて焼いたもの。通常、イーストや天然酵母を添加する。



     著者も「こねる」が一つのポイントだと述べている。まあ、こねないとパンはできないからなあ。



     考古学の研究では、少なくとも2万5000年前からパンの物語が始まっていたとある。そんな昔からパンがあったとは。パンの恩恵を人類が脈々と受けてきたことがわかる。



     世界のパン紀行としていろいろな国が取り上げられている。最初はフランス。まあ、パンにこだわりを持っている国だけにそうかと思った。意外なことに、メキシコが登場していた。著者が「宝石のようなロールパン」と述べているように、ロールパンが特徴とある。



     パンの世界は奥が深いなあ。

  • 3F閲覧室
    A/383/717707

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:383.8//Sh96

  • 序章 パンとは何だろう
    第1章 パンのあけぼの
    第2章 階級のしるしとしてのパン
    第3章 味を決めるもの
    第4章 世界パン紀行
    第5章 21世紀のパン作り

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