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- Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562051861
作品紹介・あらすじ
両性具有、単体奇形、多重体奇形、機械人間……。
コミカルで恐ろしい、だけど魅力的な感動あふれる創造の神秘、「奇形」の世界を、
希少図版200点余とともに辿り、自然が生み出した「生」の真実に迫る。1999年刊の普及版。
感想・レビュー・書評
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内容は思ったより薄かった。文と写真のページがリンクしていないのが気になったのと、終章の奇形に関する論考は少し異論もあった。
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原書房の「このシリーズ」に遂に手を出してしまった。
欧米版「夜想」というか、廉価版澁澤龍彦というか、ちょっと高級なコンビニお下劣本というか。
奇形は人類の未来かもしれないというエクスキューズのもとに、好みの向かうままに奇形を連ねていく。
うん。このビザール、悪くない。
が、それ以上のものはない。
読み捨て上等。
わずかに「複体奇形」に好みの記述があったくらいか。
(皆川博子に惹かれていなければ着目していなかったかもしれない。)
ちなみに本書、普及版以前の版の記述がないどころか、原著がいつどこで出版されたかすらわからない。
生物学も関連するので、せめて原著の出版年くらいは明示してほしいところだが。
著者も訳者も何年生まれかも判然としない。
このうさん臭さを平気の平左で飲み込めれば。
ぼくは飲み込めた。
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