鵬藤高校天文部:君が見つけた星座

著者 :
  • 原書房
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本棚登録 : 59
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562053797

作品紹介・あらすじ

事故が元で高校入学の遅れ、取り残されたような私は誘われるままに天文部に入部した。そこで出会った人々、そして「事件」の数々を経験し、私は少しずつ、心を開く。そして一番大切な人を、そこで見つけた。切なくも心温まる青春ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • 事故で左腕を失った少女が高校に入り、天文部に誘われてから起きる事件のお話。

    長編かと思ったら、メインのストーリーは2年間で、その中で起きる事件がいくつかの短編集のようなお話でした。
    思った以上にサクサク進んで読みやすかったです。

  • 丁寧な連作短編集。劇的な出来事はないものの個々で暴かれる真相が大きな物語となってラストに浮かび上がる青春小説です。 日常ミステリにおけるひとつの醍醐味として、真相が暴かれる前と後のギャップという点があるかと私は思っていますが、そのギャップを自覚し劣等感を抱いている登場人物、そして暴かれることで一緒にそんな思いも露出してしまいます。その先で何が起こるのか、どう感じたのかという点が丁寧に描かれジュブナイルものとして楽しめた作品でした。

  • 「小説家養成ゼミ」の講師、千澤のり子さんの著書である。これで、3冊目を読了。

    今までで、一番爽やかな読後感の本。
    ミステリーではありますが、ちょっとほっこりするオチになっています。


    そして、読み終わった日に、天狼院書店「小説家養成ゼミ入門講座」の課題提出、1回目。
    一応、出しました。とりあえず、出すことが大切。何を書いたら良いのかわからないけれど…。

    自分であらすじを書いてみて、書けない…
    小説もあまり読まない方なので、小説を読むと、何でこんなこと書けるの~すご~い!と、ただただ感動するばかりです。

  • 【収録作品】見えない流星群/君だけのプラネリウム/ すり替えられた日食グラス/星に出会う町で 夜空にかけた虹

  • ある事故により、心を閉ざすようになってしまった女子高生が、天文部に入って仲間が出来、部に誘ってくれた同級生に恋心を抱く。そんな中、校内に次々と事件が起こり出して・・・。

    という学園青春ミステリの連作短編集。昨今の青春ミステリの中では、イマドキの高校生が描かれている感じがして好感が持てたのだが、肝心のミステリに魅力が乏しかった。この著者は器用貧乏なのだろう。いろんなミステリのジャンルをそれなりにこなすけど、決定打が出ていない。主人公がついた「大きな嘘」の正体が最終話で分かるが、それも大した事で無く全然驚けなかった。読後感が良いのは救い。

  • 事故にあった主人公が天文部に誘われる。そのあとも日常の謎とは言い難い事件が起きる。青春ものだけどちょっと暗い。

  • ストーリーは嫌いじゃないんだけど、文章との相性が悪かったのか今の自分の気分のせいなのか、テンポよく読み進められなかった。

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著者プロフィール

東京都生まれ。専修大学卒業。羽住典子名義で評論家としても活動している。2007年に二階堂黎人との合作『ルームシェア 私立探偵・桐山真紀子』(宗形キメラ名義)を発表後、2009年に『マーダーゲーム』で単著デビュー。その他の著書に『シンフォニック・ロスト』『鵬藤高校天文部 君が見つけた星座』、共著に『人狼作家』『サイバーミステリ宣言!』『21世紀本格ミステリ映像大全』『平成ストライク』など。近著に『少女ティック 下弦の月は謎を照らす』。

「2022年 『暗黒10カラット 十歳たちの不連続短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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