- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562053797
作品紹介・あらすじ
事故が元で高校入学の遅れ、取り残されたような私は誘われるままに天文部に入部した。そこで出会った人々、そして「事件」の数々を経験し、私は少しずつ、心を開く。そして一番大切な人を、そこで見つけた。切なくも心温まる青春ミステリー!
感想・レビュー・書評
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事故で左腕を失った少女が高校に入り、天文部に誘われてから起きる事件のお話。
長編かと思ったら、メインのストーリーは2年間で、その中で起きる事件がいくつかの短編集のようなお話でした。
思った以上にサクサク進んで読みやすかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
丁寧な連作短編集。劇的な出来事はないものの個々で暴かれる真相が大きな物語となってラストに浮かび上がる青春小説です。 日常ミステリにおけるひとつの醍醐味として、真相が暴かれる前と後のギャップという点があるかと私は思っていますが、そのギャップを自覚し劣等感を抱いている登場人物、そして暴かれることで一緒にそんな思いも露出してしまいます。その先で何が起こるのか、どう感じたのかという点が丁寧に描かれジュブナイルものとして楽しめた作品でした。
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【収録作品】見えない流星群/君だけのプラネリウム/ すり替えられた日食グラス/星に出会う町で 夜空にかけた虹
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ある事故により、心を閉ざすようになってしまった女子高生が、天文部に入って仲間が出来、部に誘ってくれた同級生に恋心を抱く。そんな中、校内に次々と事件が起こり出して・・・。
という学園青春ミステリの連作短編集。昨今の青春ミステリの中では、イマドキの高校生が描かれている感じがして好感が持てたのだが、肝心のミステリに魅力が乏しかった。この著者は器用貧乏なのだろう。いろんなミステリのジャンルをそれなりにこなすけど、決定打が出ていない。主人公がついた「大きな嘘」の正体が最終話で分かるが、それも大した事で無く全然驚けなかった。読後感が良いのは救い。 -
事故にあった主人公が天文部に誘われる。そのあとも日常の謎とは言い難い事件が起きる。青春ものだけどちょっと暗い。
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ストーリーは嫌いじゃないんだけど、文章との相性が悪かったのか今の自分の気分のせいなのか、テンポよく読み進められなかった。