- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562054046
作品紹介・あらすじ
氷の普及やソーダ水の登場に後押しされて19世紀初頭にアメリカで生まれ、今では世界中で愛されているカクテル。原形となった「パンチ」との関係やカクテル誕生の謎、ファッションその他への影響や最新事情にも言及。レシピ付。
感想・レビュー・書評
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タイトルの通りいつからカクテルというものが始まったか、どのように広まったかなどを紹介している。面白そうなテーマとは思って本を借りてきたのだが、内容はあまりまとまりがなくて、魅力的な話も少ないように思われた。好みではなかった。
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ワインを蒸留して作った濃縮液がアクア・ヴィータと呼ばれ、これはオランダでは焼いたワイン・ブランデウィン(brandewijn)と呼ばれた。英語ではブランデーである。
バルバドス島では、糖蜜から安くブランデーを製造できることが発見された。当時は使い道がなかった砂糖の副産物を使いキルデビルと呼ばれ、後にどんちゃん騒ぎを意味するrumbullionランブリオンと称された。これがやがてラムと変化する。
カクテルは、雑種の目印として尾を切りつめた馬を指す語。
マティーニはそろそろアカデミー賞を取ってもいい頃だ。ハリウッド映画で独特の雰囲気を作る名脇役を数百回も演じてきたのだから。 -
カクテル本といえばレシピ集ばかりを読んできたのだが、こちらは歴史もの。比較的歴史が浅いせいか、カクテルと関係する人物や場所の名前もはっきりしているものも多い。
またもや、なのだが、新しい嗜好品が普及するときは「体にいい」「薬」なのだなあと再確認。ジンもアンゴスチュラ・ビターズもブラッディ・マリーも。
行ったことがある、ロング・バーやらラ・フロリディータのエピソードは蘊蓄として使わせてもらおう。 -
カクテルと言うと浮かんでくるのがオシャレなバーで葉巻をふかしながらジャズのなあ演奏を聴きながらグラスを傾けている光景。
カクテル(cocktail)という単語がイギリスに登場したとき、その心は、「雑種だとわかるように尾(tail)を短く切り詰めた馬」を指す単語だっとある。想像もしない由来があった。ほかにもいろいろ説があるようだが、カクテルに関すの語源に関する真相は闇の中のようだ。
いろいろな種類のカクテルが奢侈8ん入りで紹介されている。マンハッタン、マルガリータ、マティーニなどのどこかで聞いたことのあるものが紹介されている。その中で意外に思ったのがハイボールだ。ハイボールの名称は、19世紀の鉄道信号に由来するとあり、驚いた。何が由来になるのかわからない。人の人生と同じでどこか面白く謎めいているところがある。
「食」の図書館シリーズはいろいろなものを取り上げていて、読むものを飽きさせない。これからもいろいろなものを取り上げて読者の知的好奇心を大いにかき立ててほしい。
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☆カクテルの原型がパンチ