石上三登志スクラップブック:日本映画ミステリ劇場

著者 :
制作 : 原正弘 
  • 原書房
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本棚登録 : 11
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562054671

作品紹介・あらすじ

戦後のエンタテインメント日本映画を「ミステリ」というジャンルで区切り、脚本家・原作者を切り口として詳細に分析した「日本映画のミステリライターズ」を中心に、評論や対談、貴重な資料など単行本未収録原稿を収めた。

感想・レビュー・書評

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  • 戦後からの日本映画を中心に脚本家、映画の原作、監督を軸に映画を語っている。最近の邦画(2000年以降)もしっかり語られている。
    ミステリー作品を中心に、付録に過去に紹介されたマイベストが掲載されている。
    過去の名作を発掘し、鑑賞できる時代にいることに感謝しないといけない。DVDやオンデマンドで鑑賞できる作品が多々あるはず。無い作品も多々あるだろうが、名作と言われる作品はいつか日の目を見るかもしれない。その時に気が付けることができればいい。
    小学6年生のころから、映画に魅了されノートも作っていて、現在にも脈々と続いているとある。その道を極めるには、それくらいのこだわりと、情熱が必要なのだろう。一部は写真で本誌に紹介されている。緻密で、きれいな文字で書かれている。蒐集と記録は、著者にとってのライフワークだったのでしょう。
    羨ましいなぁという感想と、自分には届かないであろう憧れが共存している。
    私は洋画が中心だが、日本映画も時々見る。最近では、「散り椿」「カメラを止めるな!」「万引き家族」等を洋画8本の合間に観ていた。日本映画が好きな人は是非手に取って本書を読み、新たなまだ見ていないミステリー作品に出合ってほしい。

  • 戦後のエンターテインメント日本映画を「ミステリ」というジャンルで区切り、脚本家・原作者を切り口として詳細に分析した「日本映画のミステリライターズ」を中心に、評論や対談、貴重な資料など単行本未収録原稿を収めた。

    六年ぶりの単行本刊行。「ミステリマガジン」での連載は、時々読めなかったので、こうやって一冊にまとまったのはうれしい。

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