太陽系観光旅行読本:おすすめスポット&知っておきたいサイエンス

  • 原書房
3.22
  • (3)
  • (8)
  • (6)
  • (3)
  • (3)
本棚登録 : 97
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562054817

作品紹介・あらすじ

私たちは太陽系観光ツアー代理店。水星から海王星そして冥王星まで、最高の旅をご用意します。準備・持ち物からおすすめ観光スポット、楽しいアクティビティ、知っておきたい科学知識まで、カラーイラスト付きでご案内!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 太陽系内の惑星、衛星に観光旅行に実際行けるとしたら、なテイで真剣に観光ガイドとしての構成をトレースしつつ、火星に行ったら、観光スポットはここ、アクティビティはこれと紹介することで、その惑星・衛星の特徴、知識を得ることができる。周りくどいけど、敷居が下がるのはなかなかいい手かもしれない。

  • 宇宙に詳しくもないし、学生時代の理科・地学の記憶もほとんど無い身ですが、何とはなしに憧れに近い感情はあって、手を伸ばしてみました。
    大人になると、こういう余裕のある本の楽しみ方ができて良いなぁなんて思いつつ、宇宙の規格外のスケールの大きさをそこそこキャッチーに知ることができる良著でした。

    基本的な構成はガイドブック仕立てで、「アクセス」の辿り着くまでの時間がもはや旅行とは言えないレベルだったり、「観光スポット」が岩ばっかりだったり、「アクティビティ」が(「冥王星」の「準惑星の位置づけについて討論する」を除いて)どうにも現実離れしてたりしますが、平板な解説書よりはよっぽど当事者意識を持って読めるなぁと感じました(笑
    写真やイラストもそこそこ豊富で楽しめます。特にイラストは昔の観光旅行のポスター(戦前の船旅の時代や、TWA・ブラニフ航空くらいの時代のイメージ?)風で面白いです。
    ただ、簡単な本ではなく、「北や南に移動すると1日の長さが変わるのはすべてのガス惑星の特徴であり」なんてサラッと書かれても???となってしまいます。もともと詳しい人向けの本なのかもしれませんが、基礎知識があれば、より楽しめそう。

    本著の結びでも触れられていましたが、読了してみて思うのは、これだけ多様な環境が1つの星の中にある地球って凄い!ということ。当面は、地球内観光でガマンしますかね。

  • Go to キャンペーンを利用して 太陽系に行かれる方のために発行されたアメリカの宇宙旅行代理店からのご案内です (ウソ)
    笑った〜
    ※この著書を参考文献としたフィクションですのでご注意ください

    こだわりの注意事項がたくさんありますので、詳しくは著書をご参照ください

    ❶星からひとこと
    ❷観光名所 : ここで記念写真が一般的です
    ❸おすすめスポット : オプションで行ってみましょう
    ここでご紹介以外にもたくさんのおすすめがありますので詳しくは旅行代理店へお問い合わせください
    ❹宿泊 : 宇宙船外に泊まるなら
    ❺おすすめグルメ: 勝手におすすめします
    ❻おみやげ : 今回特別です

    月 ムーン
    ❶ お手軽です
    皆様をいつでもお待ちしております
    ❷静かの海 アポロ11号の着陸地点ですね
    月最大の地下洞窟が待ってます
    ムーンウォークしてみましょう
    ❸南半球のティコ・クレーター
    ガラス片を拾えます
    広いので野球やテニスをしても楽しめます
    ボールが30倍飛びます
    ❹ ムーンダストに注意
    レゴリスと呼ばれてます
    どこにでも入ってきてしまいます
    ❺ ジビエ料理 兎肉のポアレ
    ❻月博物館 という 1.9センチ✖️1.3センチの
    セラミックウェハーがアポロ12号で
    NASAの許可無しで月に置いてきたもの
    があります 探してみましょう!
    アンディ・ウォーホールなどの絵が
    入っているそうです

    水星 マーキュリー
    ❶ 実感できます 太陽
    ❷ガッサンティリゾート
    低重力アクロバティック選手権が
    開催されているそうです
    北斎クレーター 日本人向け
    音楽好きにはラフマニノフクレーターや
    プロコフィエクレーターもおすすめです
    ❸灼熱のカロリス盆地
    パンテオンフォッサで記念撮影
    直射日光には注意してください
    人は炭になってしまいますので
    ❹1日に2回朝が来ます 夕日も2回見れます
    太陽が一時的に逆戻りしたりします
    太陽の見える部屋をおすすめします
    ただし太陽フレアという嵐が起きたら
    窓は閉めてください
    外気圏の輝きはいつでも楽しめます
    ❺水 温泉玉子
    ❻宇宙船メッセンジャーのかけら

    金星 ヴィーナス
    ❶ 空想 ファンタジーが好きなあなたに
    ❷地上55km上空の浮遊都市 ラピュタ
    ❸地球では見られない火山 ティックの
    前で記念撮影
    ❹1泊2日では長すぎます
    自転が遅いので金星の1日は
    地球の117日分になります
    でも一泊すれば太陽が西から昇る
    珍しい体験はできます
    ❺硫酸の雲の上でのパンケーキ
    ❻ソ連、NASAの探査機やロボットの部品が多数

    火星 マーズ
    ❶ そうだ 火星 行こう
    ❷太陽系最大の火山 オリンポス山
    標高27000m エベレストの3倍
    ❸マリナー峡谷の絶景で記念撮影
    二つの衛星フォボス外周70kmと
    ダイモス外周35Km
    日食も見る機会が多い
    フォボスの低重力を使って1日でフォボス
    一周ランニングに挑戦 もできます
    フォボスは火星の地表からは、
    地球から見える月の大きさの
    85倍の大きさに見えます
    ❹1日は地球よりちょっと長いくらいです
    NASAでは火星の1日を1day の代わりに1 sol
    ソルと言います
    常に吹き荒れている砂塵嵐にご注意ください
    また公転軌道が楕円なので季節感が地球と
    異なります 予めご了承ください
    ❺火星人のたこ焼き
    ❻オレンジ色の砂時計

    木星 ジュピター
    ❶惑星の王様
    ❷ガリレオ衛星 イオ・エウロパ・ガニメデ・
    カリストからのクルージングで大赤斑遊覧
    ❸オーロラ観光
    ❹ 69個の衛星から高重力の地表を覆う
    大赤斑などのハリケーンや稲妻など
    厚いガスで描かれた幻想美を
    お楽しみください
    ガリレオ衛星でのご宿泊は大変混み合い
    ますのでご了承ください
    磁気圏が広いので通信は使えません
    WiFiのご用意もございません
    ガス内の探査機は現地にて
    お問い合わせください
    ❺ モーニングセットに大赤斑風目玉焼き付き
    エウロパには海の塩をチョコレートアイス
    にかけた本場のエウロパ料理も
    ❻ もれなく線量計をプレゼントしております
    ※放射線シールドは各自ご用意頂きます

    土星 サターン
    ❶ 太陽系の宝石
    ❷ 衛星パンドラから実際の 土星

  • ふむ

  • 太陽系の宇宙旅行について。SF的な要素も強いが、科学技術についても知ることができる。

  • 太陽系の空想旅行ガイド本。
    ひょっとしたらそのうち可能になるのかなと思わせる、ほど良いSF感が良かった。とは言え、旅行先には空中都市や観光施設が揃っていて、前人未踏ではない。
    冥王星あたりまで行くとそれなりの年数もかかる。
    お金のかかる最速の方法で行くか、のんびり経済的に行くか。
    それぞれの惑星やその衛星、土星や木星の輪も観光地として紹介されている。
    普通の旅行ガイドのように、そこまで詳しい情報は書いてないけれど、行ってみたい、自分の目で見てみたい、体験してみたい、と思えるような感じ。
    レトロなイラストも好みだった。

  • 実現される日が来るとは思わないですが、
    もし本当に太陽系の惑星に宇宙旅行ができる
    としたら・・・・。

    そんな「もし」を前提にしたSFですが、
    目的地であるそれぞれの惑星の環境のデータは本当です。

    その惑星の訪問スポットも、現実に地球から
    観測されている場所なので、「空想」とはちょっと
    異なる「リアル&空想」と言ったところです。

    例えば太陽に一番近い水星の公転速度は、
    一時的に自転速度を上回ることがあるそうです。
    そうすると水星から太陽を眺めると、
    昇った太陽が一時的に逆戻り
    するかのように見えるそうです。

    どうですか行ってみたいと思いませんか。
    スケールがとってもデカイ一冊です。

  • 月・火星・冥王星はい良いんだよね~はじめに・カウントダウン・旅の準備・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星・地球への帰還~灼熱も極寒も嫌だけど、ガス惑星ってもっと嫌!やっぱり陸地がないとね。質量が地球の14.5倍の天王星とか、17倍の海王星って遠くから眺めていれば充分じゃん

  • 太陽系観光ツアーガイドという設定で、惑星等の見所などを科学的考証をふまえて紹介している。その設定自体は良いのだが、読んでいて、いまいちピンとこない。なぜだろう。やはり、著者が自分自身で見てない、実際に見た人(月だけか)から話を聴いてないからか。いたしかたない。

  • これがあれば安心!

全13件中 1 - 10件を表示

オリヴィア・コスキーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×