世界史を作ったライバルたち 下

  • 原書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562056453

作品紹介・あらすじ

フリードリヒ2世vsマリア・テレジアから、ゴルバチョフvsエリツィンまで、世界史の重要なターニングポイントを形成した偉大な人物たちに焦点をあてて、専門分野の執筆者によってそれぞれの時代の迫真のドラマを浮き彫りにする好著。

感想・レビュー・書評

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  • 西洋近現代史の復習といった趣。スターリンが二回出てくるのは流石というか。1章あたりが短いので、どうしても概略に留まってしまうのは仕方ないところ。

  • 歴史の流れの中で行われた、名だたる人物の対立・・・決闘。
    対立する二人の人物に焦点を当て、世界史を読み解く。
    第10章 ルイ一四世とオラニエ公ウィレム三世
         ・・・闘争心旺盛なウィレム三世は我が宿敵と呼んだ
          ルイ一四世に挑む。その結末は?
    第11章 フリードリヒ二世とマリア=テレジア
         ・・・征服者VS国母。それは強烈な個性のぶつかり合い。
    第12章 アレクサンドル一世とナポレオン
         ・・・ナポレオンから学んだ辛抱。
          それは政治力となり、大敗した相手を追い落とす。
    第13章 ナポレオン三世(ルイ・ナポレオン)対ビスマルク
         ・・・共通点の少ない両国を代表する巨人の対決。
          優柔不断な夢想家と鉄血宰相。その実力の差とは?
    第14章 ドイツのヴィルヘルム二世対ロシアのニコライ二世
         ・・・王朝、帝国、そして皇帝としてのライバル関係。
          大戦、革命運動の末、それぞれの帝国は滅亡に至る。
    第15章 スターリンとトロツキー
         ・・・革命の立役者のどちらが権力の後継になるのか。
          鋼鉄の人と孤高の革命の寵児との鍔迫り合い。
    第16章 チャーチル対ヒトラー
         ・・・天才的な、雄弁家VS演説家。情報戦と舌戦の果て。
    第17章 ティトーとスターリン
         ・・・共産主義国家の、赤い帝国への反抗。
    第18章 ケネディとフルシチョフの対決
         ・・・開戦間際までいったKK対決。
          ミサイルを巡る若きリーダーと老獪のせめぎ合い。
    第19章 ブッシュ父子対サダム・フセイン
         ・・・父子二代の大統領と中東の独裁者。
          父を超えたい息子とアメリカを利用し反撃した男。
    第20章 ゴルバチョフとエリツィン
         ・・・ソ連対ロシア。ペレストロイカが産んだライバル。
    章毎に原注と参考文献有り(日本語訳無し)。執筆者一覧有り。
    多種多様な人物が入り乱れる歴史の中から、二人ずつ選び、
    その対峙や対立を、決闘と捉えて語る、ユニークな内容です。
    征服する者、国を守ろうとする者。異なる政治や思想。
    だけど実際は、感情のぶつかり合いなのかもしれない。
    どの章も簡潔なので、時代の流れや人物がわかりやすいです。
    残念なのは、表紙のような二人の肖像が各章に無いこと。
    あれば更にイメージが膨らんだのに・・・。

  • 東2法経図・6F開架:209A/B72s/2/K

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