地図とデータで見る水の世界ハンドブック

  • 原書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562057696

作品紹介・あらすじ

世界で6億人以上の人々が飲料水にアクセスできていない。人文地理と環境地理学の専門家である著者が、最も大切な資源の管理をめぐって世界がこんにち直面している課題を100枚以上の地図や図表をまじえて総合的に解説する。

感想・レビュー・書評

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  • これぞファクトフルネス。この「地図とデータで見る」シリーズは「世界の今」を考える時の土台として活用しやすい。

  • SDGs、17のゴール「6.安全な水とトイレを世界中に」にて。この「地図とデータで見る」シリーズはどれもSDGsでの学習に役立ちます。

    [NDC] 519
    [情報入手先]
    [テーマ] 令和3年度第2回備中地区司書部会/先生・生徒からの問い合わせで役だった本(備中R3-9月)

  • 人間が生きていく上で不可欠なものの1つが水だ。水をめぐって世界でいろいろなことが起こっている。




    そんなかけがえのない水について見える化したのが今回も本だ。感情ではなくエビデンスを用いているので説得力がある。



    水は豊富にあるが、実際に手に入るのは限られていた。塩の世界に関する円グラフを見ると、塩水が97.5%で淡水が2.5%だ。そして淡水の中で、氷河と万年雪が68.9%、地下水が30.8%、湖と貯水池がわずか0.3%だ。




    いかに水が貴重な資源なのかわかる。日本にいると水は手軽にアクセスできるので、見過ごしてしまう事実だな。





    聞きなれない言葉があった。それは「水貧困指数(WPI)」だ。2002年にイギリスにあるウォリンフォード環境学・水文学センターの研究者たちは、新たな指標としてWPIを提唱した。WPIとはWater Poverty Indexの略。




    5つの要素で0から100の数字で評価する。資源全体の状態、アクセス、利用、適応力と環境だ。世界の水貧困指数を見ると、アフリカのほとんどの国が問題が多いか危機的な状況だ。中国に関しても問題が多い状況だ。




    水を通して見るといろいろな情報が流れてくる。環境問題は日々の生活に関わるのでどうなっていくのか気になる。

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