カップケーキよ、永遠なれ (コージーブックス ス 1-1 ダイエット・クラブ 6)

  • 原書房
3.61
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本棚登録 : 59
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (439ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784562060245

作品紹介・あらすじ

あの人気シリーズ完結篇がコージーブックスから登場!
催眠療法によるダイエットで、効果があらわれた〈デブ・ファイブ〉の5人。
未来はバラ色に思えた矢先、図書館長ジェイムズの息子が、よりによってベジタリアンになると言いだした。
そこで「食育」のために農家のフェスティバルを訪れたジェイムズは、町会議員の死体を発見してしまう。
5人は力を合わせて、最後にして最大の難事件に挑むことに!

感想・レビュー・書評

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  • ダイエット・クラブのシリーズ6作目、最終作。
    コージー・ミステリらしいハッピーエンドです。

    図書館長のジェイムズ・ヘンリーは、離婚して故郷の父の家に戻ってきていました。
    それぞれ100キロを越える痩せたい仲間を得て、デブ・ファイブと名乗るダイエット・クラブを始めましたが、町で起きる事件の解決に奔走活躍しつつ、肝心のダイエットのほうは‥

    今は元妻のジェーンと一人息子エリオットを大事に思っているジェイムズ。
    ところが、幼い息子が肉を食べないと言い出して、大弱り。
    食育のために出かけた農家のフェスティバルで事件に遭遇!
    続いて‥?

    相変わらずダイエットの敵のおいしい食べ物の描写が上手かったりして、ユーモラスな書きっぷりです。
    図書館員の双子もチャーミング。
    クラブのメンバーそれぞれに道が見えてきて、カップルもうまくいきそうな様子にほのぼの。
    1冊目では全然予想できない展開でしたが。
    男性が主人公ってのが珍しかったですね。
    デブ・ファイブの面々は皆なかなか人柄がいいのが、おでぶちゃんらしいのかも?
    健康が心配なほどの巨体なので、少しはダイエット出来てよかったですね。

    ちょっと間が抜けたんですが~古本が安くなって出ていたのを見つけて、たまたま買いました。
    感じのいいシリーズなので、そのうち間を埋めるつもりです。

  • 20141031
    デブ・ファイブシリーズ最終巻。
    ベジタリアンご飯美味しそうです。

    結局、主人公の魅力があまり良くわからなくて感情移入がしにくかったけれど、個性豊かな人物たちがみんなでダイエットに奮闘しながら謎を解くところが面白いシリーズだったと思う。
    なんというか、最終巻にふさわしい、レギュラーがみんな幸せでよかったねっていう感じ。
    ジェイムズのお父さんが倒れたり、図書館のワックスマン夫人が退職したり新しく人が入ったり、結婚したり付き合ったりと、今後も変化していくイメージがあって、それも楽しめた。
    図書館員の双子にもう会えないと思うと寂しい。
    とにかく、最終巻まで訳していただいてどうもありがとうございます。

    ネタバレだけど元妻がこんなにからんでくるとはねーと。こういうシリーズは、大抵、元妻・元夫がほんと駄目で再会してもうんざり、という展開が多いだけに、ある意味新鮮だった。
    あと狭い町、仲間同士で、すったもんだというか付き合って別れて的なところも謎解きのやりやすさに絡んできたり来なかったりの微妙なラインも意外と良かったのかもしれない。と今更。
    読んでるときは、こんなにバタバタさせなくてもなぁと疑問符多めだったんだけど。
    まぁいいやってなってる。笑
    最後のウェディング・カップケーキは感動的だった。
    ミラ素敵過ぎる。
    アメリカっぽい結婚式もよかった。

    あと、お寿司はベジタリアンフードじゃなくない?って思うんだけど、魚ってベジタリアン的にオッケーなものなのかねーわからん。

  • 2014年8月7日読了。

    色々あったけど最後はみんなハッピー♪という、シリーズ最終巻らしい終わり方でしたネ。

    そして、これでもうデブ・ファイブのメンバーともお別れかと思うと、寂しいわー。

  •  いやー。うん。良かったね。

     みんな殺人事件が起きているというのに、自分の人生をぞんぶんに楽しんでいてたくましいw

     しかしこれを読むとアメリカ人って意外と空気を読むというか、みんなと仲良くすることが美徳みたいな……そんなにおいを感じます。
     個人主義というけれど、それは都会の話なのかな。

  • 度重なるダイエットの失敗に悩むデブ・ファイブの面々は今度は催眠療法に挑むことに…。

    大団円!
    これでもかと言うぐらいキャラクタたちがみな幸せになって、長い間シリーズを読んできたこちらも喜ばしい限り。
    まさかこんな落ちになるとは予想もしていなかったけれどw
    最後なので、難いことは言いっこなし!

  • (2019-01-12L)(2019-02-02L)

  • シリーズ最終巻ということで、飛びついて買っても良さそうなものを、今までの5冊が徐々にレベルダウンしてたので、随分と購入に時間がかかった本。
    ううむ、ジェーンとの幸せな再婚も随分とご都合主義だし、ルーシー&サリーもそうだし、双子も……なんというか、ラストに向けて全員強引にハッピー!みたいな。
    事件も今までで一番レベルが低いかも。キャラを幸せにするまでやめられませんでした的に読めてしまって、いやはやもう。
    とりあえず、また1~2巻ぐらいを読み返そうと思います。

  • なんというか、色んなことが都合よく働いて、相変わらず変なベジタリアン押しで、もうダイエットとかデブ・ファイブとか関係ないまま、都合よく登場人物皆ハッピー、な大団円!てな具合であっさり終わりましたな。一番好きなのは双子のキャラでした。ついでに「禅カクテル」←アメリカ人はなんでも禅とか表面的に付けたのが好きですねぇ(苦笑)

  • 楽しみにしていたデブ・ファイブ。出版社が倒産したので続きが読めないと思っていました。ありがたい事に読める事になり、大変うれしいです。
    ミステリーの部分も逃せないですが、ジェイムズのジェーンやエリオットを思う気持ちやジャクソンやミラを大事にする態度、色んな人との関わりが面白いです。思わず幸せについて考えてしまいました。

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