- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562071401
作品紹介・あらすじ
ダイヤモンドは単なる宝飾品か? 人はなぜ「永遠不滅」を求めたのか? ダイヤモンド産業の闇から、芸術や宗教、哲学における象徴としてのダイヤまで、美術史家ならではの視点を加え、100点超の図版とともに明らかにする。
感想・レビュー・書評
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買おうかどうしようか迷ってたら、地元の図書館にあったので借りるなど。
カラー図版多めだし字も大きめなので、これなら手元にあってもよさげかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ダイヤモンドは永遠の輝き」のCMでおなじみのキラキラ光るあの高級品。
しかし、そのダイヤモンドには驚きの事実があった。それは、石炭とダイヤモンドが同じ原子でできていたことだ。人間なら陰キャと陽キャとでも言うくらいの差があるなあ。
ダイヤモンドに対する人の考え方も今とは違う点があった。それは、中世と近世の学者たちだ。彼らは、ダイヤモンドなどの宝石は宇宙のすべての構成要素に対応する部分を備えた小宇宙だと見なしていた。
ダイヤモンドにも負の側面があった。それは、人間の無限の欲望が生み出す勢力争い、労働者の扱いのひどさなど、キラキラ輝くダイヤモンドの裏の顔があった。
これからも光り輝くダイヤモンドの魔力にひかれ続ける人がいる限り需要はなくならない。ダイヤモンドを取り巻く環境がどう変わっていくのか気になる。 -
呪われたダイヤモンドというのは盗まれないための作り話というが、犯罪が絡むのだから盗っ人に不幸が訪れるのはありがちだろう。そして伝説の呪いが生まれる。人間のダイヤモンド欲!