古代エジプトの日常生活: 庶民の生活から年中行事、王家の日常をたどる12か月
- 原書房 (2022年11月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562072347
作品紹介・あらすじ
紀元前15世紀の古代エジプトの12か月を庶民から王族までの生活を通じて物語のように活写。人々の生活から王の死とその儀式、新王の誕生など、その場にいるようにドラマチックに専門家がわかりやすく案内。
感想・レビュー・書評
-
コメント0件をすべて表示
-
エジプトの王様から庶民の生活をわかりやすく記述している。
ミイラの作成方法など
興味深い内容でした。 -
本書は、古代エジプト、紀元前15世紀のアメンホテプ2世の治世についてストーリ調でその時代の生活や風習を教えてくれる一冊である。
1年を追うようにストーリー展開されていくが、これは古代エジプトについての知識をイメージしやすく、また親しみやすくするためのものであって、ストーリー自体には面白みはない。古代エジプトを舞台にした小説ではないからだ。
ストーリーの中には古代エジプトの祭りの様子や医療、酒作り、王の死、王の墓造り、人々の神についての考えなど、押さえておきたい重要ポイントがしっかりと組み込まれている。古代エジプトの人々の暮らしについて、ただ教科書のように事実を列挙するだけでは面白みがないが、このようなストーリーとして古代エジプトの生活をイメージしながらであれば楽しく知識が身に着くのではないだろうか。
厚さはあるが内容は簡単なので、子どもにも読んでもらいたい。 -
古代エジプトで浮かんでくるのは、ピラミッド、ツタンカーメンの黄金のマスク。
王朝のなんとか王が中心に語られることが多い。
しかし、生まれてから亡くなるまで無名のままの人が圧倒的に多い。
そんな人々の日常生活はどうだったのか。
今回の本は、歴史に基づいたフィクションだと、考古学者で著者のドナルド・P・ライアンは記している。
少しは古代エジプト人の日常生活を垣間見た気がする。