- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562073573
作品紹介・あらすじ
五千年以上前から人類とともにあったチーズ。乳の出る家畜さえいればその地域独自のものが作られた。農家で手作りする少量のものから、工場で大量生産されるものまで、チーズがいつ、どこで、なぜ発明されたかを明らかにする。2011年6月スペースシャワーネットワーク刊の新訳版。
感想・レビュー・書評
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チーズの歴史、文化について。科学的な観点はなし。
博物誌としても今ひとつ充実していない。
全体的に中途半端で消化不良な内容。
読了20分 -
チーズの多彩な世界:製造場所<販売場所にちなんで命名→大都市近郊の地名・市場や見本市の集積 チーズの歴史:チーズはどのように生まれたか? チーズの普及 チーズができるまで 脈々と引き継がれてきた製法 チーズの多様性 チーズの楽しみ方:チーズの取引 チーズ料理 チーズを召し上がれ チーズの消化 比喩・ことわざのなかのチーズ 結論:5000年に及ぶチーズ史・ほんの断片に過ぎず 記録がほぼ存在しない 記録があっても不透明な部分が多く更新されず 2012年@ポーランドー7000年以上前のチーズ製造の痕跡
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チーズは怪人二十面相かと思うくらい様々な顔を持っていることを知り驚いた。
有名人なら週刊文春、週刊新潮、FRIDAYなどが取り上げるだろうなあ。
「洋ナシとチーズの結婚ほど幸福な組み合わせはない」というフランスのことわざがあるくらい、チーズが好まれていることが浮き彫りになる。
著者不明の「古代医学」によると、チーズは体に良い作用がもたらされると評価している。
その一方で、伝統医学では「大半の人はチーズを食べないほうがいい」という指摘をしている。
その理由は滋養のありすぎる食べ物は、「便秘を引き起こす」ので、体にとって良くないという共通の認識もあった。
ことわざでは、ドイツにおいて「ありふれた退屈なもの」を表したり、フランスでは「過剰」を意味する。
チーズが嫌悪感の象徴や魅惑的な象徴になったりする。
チーズの起源をたどると、紀元前3000年紀までさかのぼることができるくらい昔からある。
長い歴史があるので、奥が深いなあ。