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- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784563020361
感想・レビュー・書評
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(2007/4/20)
システム科学というものは、その成り立ちからして脱科学的であると思う。生命システム、社会システム、
心的システム.etc.etc.
構成要素の違いによらず何か共通の構造があるのではないか?
この思考は基本的には脱科学的だとおもう。
「アナロジー」なんですね。
でも、発想の転換、新たな学問の創出、製品開発のイノベーションに於いてアナロジーは脇役じゃなくて寧ろ主役。
システム科学だって、実際、大学に専攻があるくらいなんだから、もう大分うけいれられたもんだと思う。
でも、科学哲学的にはどういう位置づけになるんでしょうね.
僕は、システム科学(科学と言う言葉が適当と思いにくいので、システム論の方がしっくり来る)が自分の本分だと思っているので、
アナロジーも大好きなんですが。
純粋科学者から見られたら怪しげ極まりない汎システム的で生命現象と社会現象と認知現象を相互に抽象的な領域え接続するような仕事ができればなあと思っています。
ってなことを、K井研、K上先生と話してたらOさんが本書をだしてきたので、ざっと読んでみました。
アナロジーに関する議論が続くのですが、結局はアナロジーの正当化とは行かない.もう一押し.
とはいえ,アナロジーそのものが捉えにくい対象なので,そこまでしか行けないんでしょうね.じっさい,扱っている本も少ないし・・・.
アナロジーの構造的理解については、いろんな意味で重要だなと思う今日この頃。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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