- Amazon.co.jp ・本 (107ページ)
- / ISBN・EAN: 9784566014244
感想・レビュー・書評
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キリン、サル、ペリカンの3匹の窓拭き会社のお話。
なくなってしまった駄菓子屋(みたいなの)の店が売れていた。
次の日行って見ると...。
面白かったです。
でもぼくはペリカンの口の中に入った水で拭かれるのは嫌かな(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
年長女児曰く楽しい。
でも、かんじに ひらがなが が ないから ひとりじゃ よめないの
ということで、読み聞かせを2回。
親がつらい。
ライムがもう少し読みやすいといいなと思う。 -
キリンがかわいい!
動物たちの要所で口ずさまれるリズミカルな歌が軽快で楽しかったです。
公爵と動物とのやりとりも好きです。キリンが泣くところで思わずつられそうになりました。
最後のお別れの歌はとびきり優しい。
読み手と登場人物(動物)がものすごく距離の近い感じに書かれていて、なんて素敵な本なんだろうと思いました。
挿絵もものすごくかわいくて、他のロアルド・ダールコレクションを読みたくなりました。 -
私も食べてみたいお菓子がたくさん出てきて
夢のようなお話。
中学校の頃に図書館から借りて夢中になって読んだけど
今でも好きだなあ。 -
今まで、3作品ダールの物語を読んできました。
「チョコレート工場の秘密」、「ガラスの大エレベーター」、「ぼくのつくった魔法のくすり」の3作です。
で、この「こちらゆかいな窓ふき会社」が、4作目にあたるのですが、これ、1番いいです。
ダールの本質が、「子どもの想像力」だというのは、今までの作品とわかっていませんが、これは、その想像力が、いい方に発揮されていると思います。
うーん、それは、意地悪な人が基本的にでてこないからかもしれません。意地悪な人に対しては、メチャクチャ冷淡になれるのが、子どもの想像力の負の側面ですから。
「マイ・ボニー」の替え歌は、わたしもよく歌います。
こんなところって、万国共通で笑ってしまいました。 -
ロアルドダール作品で一番好きです。
変な組み合わせだけれどゆかいです
取り立ててものすごい印象に残るものでは無いのですが、なんだか心に残るいいお話です。 -
かつてはお菓子屋だったが、いまでは汚い高い建物「グラバー」。
ボロボロの状態で売りに出されていたのだけども、ここを買い取ったのが、窓ふき業者3人・・・というか、キリン、ペリカン、サルの3匹。
彼らに誘われて、主人公の少年ビリーはハンプシャー公爵邸の窓ふきに、サクランボ詰み、窓ふき、泥棒退治と活躍して、4人(3匹と1人)はパンプシャー公爵のお気に入りになり、夢が叶えられることに。
キリン、ペリカン、サルはそれぞれ、好きな食べ物を好きなだけ与えられたのだけども、少年ビリーの夢は、グラバーを最高のお菓子屋に建て替えること。
その夢が叶い、少年はお菓子屋グラバーの店主に
この物語にもワンカ工場が登場するので『チョコレート工場の秘密(Charlie and the Chocolate Factory)』の読者ならニヤリとすること間違いなし。
ドタバタの展開、楽しくスリルあり、そして、最後の少年と3匹のお別れの寂しさもシミジミとする良い児童書。
作中には楽しい歌が登場するのだけども、最後のサルの歌う歌はちょっと特殊。
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涙が出るのはどんなとき
切なく悲しいお別れのとき
楽しい思い出 いつも心に
君といっしょにいる世界
またすぐ会いにきてくれるかい
僕とキリンとペリカンに
すべて本の中にある
一つ残らず書いてある
だから ぼくらはいつでもここに
ぼくらは ずっと友だちだから
本を開けば会えるから
僕とキリンとペリカンに
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訳者あとがきには、物語の解説とともに、著者ロアルド・ダールの伝記も紹介されている。
これも、彼が、「チョコレート工場の秘密」を書いた経緯(動機)などが示されていて非常に興味深かった。
著:ロアルドダール(Roald Dahl)
絵:クェンティン・ブレイク(Quentin Blake)
訳:清水奈緒子