ベアトリスの予言

  • 評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566014619

作品紹介・あらすじ

修道院のヤギ小屋にたおれていた少女。「ベアトリス」という自分の名前のほかは、すべての記憶をなくしていました。庶民の読み書き―特に女性の読み書き―が禁じられていた時代に、この少女は文字が書けたり読めたりしました。国王の兵士たちが捜索しているのは、この少女ではないか?……やがてベアトリスは、予言に語られている少女であることがわかってきます。「ある日、ひとりの少女があらわれて、悪しき心を持った王を追放するだろう」という予言です。彼女の味方は、守護神のようなヤギ、村の少年ジャックにエディック修道士……言葉の力と、武器を持たない仲間たちしか頼るもののない少女が、国王側の権力に立ちむかう姿を描く物語です。

感想・レビュー・書評

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  • The Beatryce Prophecy - IMDb
    https://www.imdb.com/title/tt23570120/?ref_=nm_knf_t_3

    Kate DiCamillo
    https://www.katedicamillo.com/

    Sophie Blackall
    https://www.sophieblackall.com/

    ベアトリスの予言 | 株式会社評論社
    https://www.hyoronsha.co.jp/search/9784566014619/

  • 美しく装丁された本のページをひらくと、最初に登場するのはアンスウェリカ。
    彼女は。
    ヤギだ。

    ちょっと(結構)気性の荒いアンスウェリカ。
    彼女が助けたのは、ベアトリス。
    ベアトリスは「女の子なのに」字が読めて、書ける。
    そのことにエディック修道士は驚いた。
    ベアトリスはどこから来て、なぜここにいるのだろう?

    ベアトリスは、エディック修道士との出会いを皮切りにたくさんの仲間をつくる。
    予言の書に記された通り、「ひとりの少女が悪き心の王を追放する」のだろうか。
    追放したのならば、次の王に彼女がなるのだろうか。

    重要なことは予言ではない。
    ならば、世界を変えるのはなんだろう。本書はその答えを一言で言う。
    愛だ、と。
    中世を舞台にした、愛と友情と正義の物語、ここにあり。

  • 予言に翻弄された5人が、自分の運命に打ち勝つお話。後半の伏線が面白い。

  • ソフィー・ブラッコールの挿絵もきれいな児童文学。国家権力に立ち向かう少女の話。

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著者プロフィール

アメリカの作家。『ねずみの騎士デスペローの物語』と『空飛ぶリスとひねくれ屋のフローラ』で、二度のニューベリー賞を受賞。そのほかの作品に『きいてほしいの、あたしのこと―ウィン・ディキシーのいた夏―』、『愛を見つけたウサギーエドワード・テュレインの奇跡の旅―』などがある。

「2023年 『ベアトリスの予言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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