- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784568400618
作品紹介・あらすじ
仏教伝来から現代まで、1500年余にわたる日本人の仏像受容と造像の全歴史過程を、240点余の図版・専門研究者の懇切な解説と充実した巻末資料により、はじめてコンパクトな一冊にまとめ明らかにする。仏像への正しい理解・鑑賞のための必須知識修得に加え、"日本人と仏像"への実りある思索をめぐらす契機ともなる、学生・愛好者必携の仏像学習書。
感想・レビュー・書評
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僕の師匠みたいな本。
アレこの仏像って…と思ったらよくつかいます。
難点はね、時代別に仏像が並んでるので(仏像の歴史だからね)
探したい仏像がどの時代のものかだいたい見当が付いてないとものすごいページめくって探さなくちゃいかんところ。
でも国内の主要な仏像は網羅されているので、すばらしいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
東大OPACには登録されていません。
貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください
返却:物性研図書室へ返却してください -
もう少し各時代の信仰の在り方との関係を解説してくれるとよかった。
芸術品であると同時に信仰の対象でもあるわけで、そこは不可分なんじゃないかと思う。
また、近代以降が数ページで終わっているのも残念。
確かにかつてのような役割を担うことはなくなったのかもしれないが、とはいえ20世紀になっても牛久大仏など各地で大型の大仏や観音像が作られているわけで、それらが仏像史にどう位置付けられるのかは知りたかった。
現在進行形の信仰が関わると難しいのはわかるが。 -
大学の教科書として使用していました。カラー写真とともに各時代の代表的な仏像と美術史がコンパクトにまとまった1冊。写真がカラーなので説明を読んでもイメージがしやすいです。また実際には近づいてみることが出来ないため細部の文様や飾りなどを確認することも出来て良いです。これで事前学習をしてから実際に拝観に行けば、理解も進みます。
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教科書として
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日本美術史の中でも仏像のみに特化した一冊です。
仏像と言えは京都・奈良。京都・奈良と言えば修学旅行。
細面でスラリとした飛鳥仏像と、丸顔でふくよかな奈良仏像…お前は奈良仏像系だなぁと、中学の担任に言われたことが未だに忘れられません。
ワタシの中でのベスト仏像は、昔も今も広隆寺の弥勒菩薩像。
そして興福寺の阿修羅観音の写真を見る度、亡き夏目雅子さんを想います。本当に美人だったなぁ。
カラー写真も豊富で、知識も身につきます。
巻末の造像技法とかの資料も興味深い。
まさに仏像学習書(って表紙に書いてある)。 -
仏教を知りたいと思ってから、仏像も知る。
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歴史・仏像好きにおすすめ。