画家のものがたり絵本 ぼくはヨハネス・フェルメール

著者 :
  • 美術出版社
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本棚登録 : 93
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784568430844

作品紹介・あらすじ

フェルメールの人生。古文書に残された史実を元に、画家の足跡をたどる。どんな風に絵を描き、どんな家に暮らしていたのか?フェルメールの人生を見つめ、紐解く、ものがたり絵本。"フェルメールにもっと近づくキーワード"や"フェルメール全作品をたどる"ミニギャラリーも収録。

感想・レビュー・書評

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  • チューブの絵の具が出来たことは画家たちにとって大きな変革だったと聞いた事がある。
    チューブじゃない絵の具があった?
    それはどんな物だろうと考えていた。謎が解けた。

    「僕の1日は絵の具作りから始まります。」
    たんふるたんさんの可愛い絵付きで絵の具の作り方が紹介されている。
    石を砕いて作る…それは大変な作業だっただろう。
    フェルメールのお気に入りはラピスラズリという青い石。
    この石が『真珠の耳飾りの少女』のターバンの青を生み出したんだなと想いを馳せる。

    フェルメールという人がどんな人物だったか、どんな暮らしをしていたのか、フェルメールが愛したデルフトがどんな町だったのかが窺い知れる嬉しい絵本。
    林綾野さんに感謝。

  • ヨハネス・フェルメ-ル(1632-1676)の伝記絵本。フェルメ-ルが生まれ育ったオランダのデルフトは、緑ゆたかな運河の流れる美しい町で、父親の宿屋での絵を売る仕事を眺めながら、よく絵を描いて育つ。21才のときカタリ-ナと結婚、画家として人生が始まる。43年間の生涯で描いた絵は記録では55点前後で、現在35点前後が確認されており、欧米の美術館に所蔵されている。画面の左側から光がさす絵、青色の鉱石(ラピスラズリ)が原料のウルトラマリンブル-に彩られた絵が特徴で、作品ギャラリ-の解説にも好感度の高い絵本。

  • 初めての「画家のものがたり絵本」(^^)♪フェルメールの生涯とその後が分かりやすく読める!(°▽°)作品ギャラリーが収録されているのも嬉しい( ゚∀゚)♪

  • フェルメールの絵が描かれた背景が、よくわかりました。43歳で亡くなったこと。その後、妻が生活に困り破産したこと。素晴らしい絵を描くこととと、本人や家族の暮らしぶりは比例しないことを残念に感じました。

  • 悪くはないのだけど、ちょっと期待はずれだった。
    絵は可愛いけど、文が説明的というか、面白味がない。
    フェルメールのことを知ることができるのは、いいけど、絵本である必要性が感じられない。

  • 2016.8.20市立図書館
    絵本仕立てのフェルメールの自伝風物語。古文書などの記録からわかっていること、多いとはいえない残された作品などから構成された人生。フェルメールも宿屋の子だったんだ!とか、画家の仕事は絵の具づくりからか!とか、発見も多かった。巻末に現存する作品一覧やキーワード解説があるのがありがたい。水彩の挿絵も品があっていい。こどもから大人までフェルメール入門にうってつけ。

  • 今、フェルメール展は大人気だ
    その画家の生涯、家族、時代、住んだ街並みが丁寧に描かれている
    前より一層好きになる
    こういう絵本、子供たちにたくさん読んでもらいたいなあ
    ≪ 石削り 好きな青色 創り出す ≫

  • ★★★★★
    フェルメールが語る彼の人生とそれから。
    フェルメールが活躍した時代の絵画や社会についても。
    巻末に全作品とフェルメールのキーワード。
    この本からさらに自分のフェルメールをひろげていけそう
    (まっきー)

  • ヨハネスは43歳という若さでしにました。モネのはんぶんしか生きられませんでしたが、デルフトの街並みや、人々の生活を切りとった彼の絵画はずっと、多くの人に語りつがれることでしょう。

  • ちびさん用

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