話力があなたの人生を変える: 自分をひとまわり大きくするノウハウ

著者 : 永崎一則

• PHP研究所 (1992年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[まき子さんの感想 · 2015年1月12日]

自己啓発、自分を成長させることに関してまとめられた本。
題名にある話力については、読書をして知識を広げ深め、人に話すことによって知識が定着するからどんどん話しなさいという趣旨だった。
もちろん、話すのが苦手は人がたくさんいるわけだが、いきなりロングスピーチとかは無理だから、小さな機会を生かしていくことを勧めている。
やっぱ経験だよなあっと思った。

この本ではいろいろな文・語りを引用しているところが面白い。
ベーコン曰く「読書は人間を豊かにし、会議は人間を役立つようにし、ものを書くことで人間を製価格にする」。
あくまおおいだせ。（あせるな、くさるな、まけるな、おごるな、おこるな、いばるな、だれるな、せめるな）
目標達成には、環境を整え、目標を決め、中間目標を定め、理解に努め、興味関心を持つことが大切と説く。

今の自分の無気力な感じには、みんなも苦労していることを知る、熟練を楽しむ、他人に喜ばれることをする、睡眠を十分にとる、周到な準備を取り内容に自信を持つ、褒めてくれる人を探す、外形を整える、解決の方法論を持つ、とかを教えてくれる。

3時間くらいで読めるから、時々は読み返すともっと成長しなきゃなと思える良いと思う本でした。

著者プロフィール

１９２６年鹿児島県生まれ。日本で初めて「対話論」（話力学）を講ずる。官公庁等で、話力、話し合いなどの助言にあたる。人間の総合力としての話力理論を開発。著書多数。

「2015年 『元気と幸せを生み出す　ほめかたの研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」