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- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569553207
作品紹介・あらすじ
黒船来航から第一次大戦まで、日米関係の青春時代を描いた著者のライフワーク。
感想・レビュー・書評
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ペリー、ハリスの来航に始まる日米の関係史。私自身の常識とは異なる背景、意味があったことを知った。ペリーは9通の手紙と共に白旗2枚を日本に提示していた!正に砲艦外交だったのだ。また岩倉訪米団がアメリカン・インディアンの姿を見て同情の涙を流した記録がある!日露戦争後の関係悪化は満州問題だけではなく、そもそも米国の黄禍論が既に芽生えていた!この当時(1909年)に米国には日本による太平洋を渡る侵攻を描いたホーマー・リー「無知の勇気」という小説が書かれていたとは驚きである。米国が大量の移民の移住により、国が大幅に変わっていったことも詳細に描かれている。日本人には脅威、中国人には侮蔑の気持ちを米国人が持っていたという件があるが、著者の時代(1996年に死去)には今の中国の存在感は考えられなかったのだろうと思う。
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