不思議の日米関係史

著者 :
  • PHP研究所
3.00
  • (0)
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 21
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569553207

作品紹介・あらすじ

黒船来航から第一次大戦まで、日米関係の青春時代を描いた著者のライフワーク。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ペリー、ハリスの来航に始まる日米の関係史。私自身の常識とは異なる背景、意味があったことを知った。ペリーは9通の手紙と共に白旗2枚を日本に提示していた!正に砲艦外交だったのだ。また岩倉訪米団がアメリカン・インディアンの姿を見て同情の涙を流した記録がある!日露戦争後の関係悪化は満州問題だけではなく、そもそも米国の黄禍論が既に芽生えていた!この当時(1909年)に米国には日本による太平洋を渡る侵攻を描いたホーマー・リー「無知の勇気」という小説が書かれていたとは驚きである。米国が大量の移民の移住により、国が大幅に変わっていったことも詳細に描かれている。日本人には脅威、中国人には侮蔑の気持ちを米国人が持っていたという件があるが、著者の時代(1996年に死去)には今の中国の存在感は考えられなかったのだろうと思う。

全3件中 1 - 3件を表示

高坂正尭の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×