- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569553627
作品紹介・あらすじ
「男のなかの男」という表現がこれほどあてはまる日本人が果たしているだろうか?賤ケ岳から朝鮮の役、そして関ケ原へ。鮮やかに駆け抜けた大谷刑部吉継の生涯を描く感動の歴史巨編。
感想・レビュー・書評
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吉継が三成と共に長浜城に小姓として仕官する辺りから関ヶ原最期までの小説です。
元々吉継の史料が少ないせいも有るかもしれませんが、
全体を通して吉継が主人公らしく出張っている訳ではなく、
時代背景の流れを主として、吉継の生き方が書かれています。
割と淡々と話は進んでいくので無難な印象です。
この吉継は法華寺で三成と共に勉学を学んだ説を取り上げています。
若い頃から三成が吉継夫婦共に可愛がられているのが微笑ましいです。
端々で吉継が三成を旧友としてとても大切に、面倒見良く接しており、
本当に夫婦の様でした・・笑
終始吉継の出番が描写されている訳ではないのに
その人柄がとても伝わってきて、どんどん惹きこまれていきました。
本書に出てくる小西行長や宇喜多秀家も大好きです。
最期には号泣しました。
本書は絶版のようですが、文庫で改題されていますので、是非。
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大谷吉継がかっこよかったです。
なんというか、一歩引いた立場のかっこよさというか・・
最後の関ヶ原のところは一気に読みました。
図書館で借りたんですが、文庫で買って手元に置いておこうと思います。 -
凄く良かった!寧ろ脇役な筈の秀家がとにかく格好良いことなど他にもいろいろ。絶版が口惜しいです。(r)
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胡蝶さんがかわいい!!!胡蝶と吉継の別れの場面とか、別に2人が恋仲って訳でもないのに切なくなった。。。
なんか秀家様がめちゃくちゃいい人でした!!!
行長におもいっきし死亡フラグが立ってます。。。