歴史教育を考える: 日本人は歴史を取り戻せるか (PHP新書 42)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569559759

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  • 慰安婦問題
    教科書に記載するしない
    新しい教科書をつくる会

    一時社会問題になってた頃の新書

    民族として歴史の共通認識を
    持つことは重要

    市リユース文庫にて取得

  • 昨年の朝日新聞の従軍慰安婦問題おわびの件もあってか、以前から気になっていた『あたらしい歴史』教科書に関することを知りたいと思って手にとった1冊です。
    本書はタイトル通り「歴史教育を考える」ということで、特に中等,初等教育で使用される教科書の欠陥性を指摘し、歴史とはどのように捉えるべきかを簡潔にのべています。
    読む前のイメージとして、皇国史観や自尊史観のオルグかなと思っていましたのでこの手の書籍は苦手なのですが、右よりですが冷静に書かれています。
    歴史とは自分達の共通性としての「物語の共有」との指摘には成程とおもいました。また、以前より疑問に思っていた「国民」とはいったいなにをさすのだろうということに「われわれ」という解にとても納得いきましたね。
    歴史とは継続してきたことがらのなかに何を見出すかということなので教科書はオーソドックスでなければいけないとの指摘に納得しました。
    本書を読んでいて、はっとさせられたことのひとつに、アンネ・フランクは「戦争の犠牲者」ではないということです。これはナチスの犯罪であるということが書かれていましたが、今まで戦争犯罪や戦闘行為など適当に認識していたことに反省しました。

  • 古本屋で気になって購入していたけど積ん読になっていた一冊。

    筆者自体の学校での歴史教育をこうしたいというビジョンはわかりやすかったけど、僕の読みたい本はこういう意見本ではなくもっと知識偏重型の本だとわかった。

    またまだ日本の歴史について知らなければいけないことはたくさんあると思った。
    世界史の中の日本史という視点は常に持ち続けたいし、日本史と世界史の関係性というようなものにも注意を払いたい。

    2013.11.17(日)

  • [ 内容 ]
    本書では、象徴天皇制度の意味づけ、戦争における正義と正常の違いなど、近・現代史を中心に戦後的歴史教育を見直すための重要な論点を提示していく。
    歴史学者として単なる事実研究にとどまらず、その社会的役割に真摯に挑んだ一冊。

    [ 目次 ]
    序章 歴史教育問題の核心
    第1章 歴史教育とは何か
    第2章 国の歴史とは国民の物語
    第3章 歴史における正義と正常
    第4章 倫理的視点と戦争犯罪
    第5章 愛国心と歴史の連続性
    第6章 近代史を見直す
    第7章 世界史への日本の貢献
    終章 歴史の重さについて

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