運の強い人間になる法則 (PHP文庫 タ 1-3)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569565743

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  • 各章で「運が強くなり~~~」として解説されている。その一端を紹介すると

    1.「運が強くなり」対人技術

     ・アイデアは足から出るので、歩くのがよい。

     ・” 恥の意識を捨てる ”:どっちみち俺なんか大した人間ではないから、どんな質問をしようと関係ない。

    2.「運が強くなり」勝負強さの研究

     ・まずは全力をあげて、緒戦をものにする。

     ・最も落ち込んだとき、君の中に潜むネガティブな力が、一番強く君を打ち据える。

    3.「運が強くなり」開運術

     ・好機とみる や、一気に畳み掛けるようにつぎ込む。

     ・逆境にあるからこそ、かくてはならじと這い上がろうとする、もがく

    など。

  • 1,人は欲望によって大きくなれる。

    「自分の心を完全に支配・所有することのできる人は、
    世の中のすばらしい物はなんでも入手できる。」
    アンドリュ-・カ-ネギ-

    自分の「欲望」をいかにコントロールできるか?
    人間の中に存在している欲望とは、
    修業や努力によって消滅しうるものなのか
    仮に自らの欲望をすべてけしさり「無」にすることが
    できたとしても自然な人間のあり方なのだろうか
    欲望というものは、「良くないもの」か。

    ならば、欲望の存在を素直に認めて、
    その欲望が命ずるままにいきることが理にかなっている。

    「欲望を消滅させたり、抑制するのではなく、
    方向つけをすること。」

    「心を束縛して、欲望を管理しようとすればするほど、
    欲望の虜になる。これが、人間の心の法則というものだ。」
    荀子

    「人は誰でも心にかなったとうりにふるまい、
    心に背くことをやりたがらない。
    したがって、道より優れたものはないとわかれば、
    道を無視するわけはない。
    道にかなった欲望なら、どんどん伸ばすがよい。
    そのために身を誤り社会を害することはない。」
    荀子

    欲望への挑戦、好奇心を満足させることへの実践を通じて、
    自分の能力を開発してきた。自分の欲望に正直に生きてきた。

    2,「裸人間」
    天真爛漫、無邪気。形式にとらわれない。
    格式ばらない。きどらない。
    人間は裸になって何もかもさらけ出してしまえば、
    自分に対しても他人に対しても素直になれる。
    見栄、世間体、常識。
    「素人精神を第一に」

    先見性;未来予測
    過去のデータをもとにする。
    未来の兆しは、すでに現在の中に見えかくれしている。;
    「センサ-」

    3,つきあいかた
    「集団主義の中でうまく生きていくためには、
    より個性を殺すことが望まれる。」
    「きめられた枠のなかでの発想」

    臣下から提言されるというのは
    ひどく自尊心を傷つけられる。
    君主は臣下の諌言と自分の意見がくい違っても、
    臣下をその理由でとがめだてしてはいけない。

    4,自分の弱点を武器にする。
    (1)「緒戦に勝つ」「勝ちぐせ」
    (2)成功への「きっかけ」をつかむ。
    (3)いかなる時も、「攻撃精神」を持つ。臆病風をふかせない。
    成功をおさめた人間の心が「攻撃」から
    「守勢」に代わるとき、落とし穴が 待ちうけている。

    (4)コンプレックスや苦手なものを克服すれば、
    それは今度は強力な武器になる。

    (5)「もし破産の憂き目にあったら、
    それを遅れと考え、決して失敗ととってはならない。
    成功者になりたければ、こういう遅れだって
    克服せねばならないのだ。
    自分をあわれんだり運命を呪って時間を無駄にするのはやめよう。
    もっとも落ち込んだとき、君の中にひそむ
    例のネガティブな力が、いちばん強く君をうち据えるのだ。
    逆に君が奮起して次のチャンスをつかみ、
    前の失敗で得た教訓をフルに活かして成功したとしよう。
    借金が返せるだけでなく、今よりもっと飛躍して、
    成功者の地位にいるだろう。
    トライしてみる価値があると思わないか?」
    エルビン・フルトナー

    5、チャンス
    (1)「チャンスやツキというのは、
    自分で見つけることもあるが、
    それ以上に他人からもたらされることの方が圧倒的に強い。」

    (2)一度つかんだチャンスは絶対離すな。
    チャンスには、シッポがない。

    (3)ハッタリのすすめ;
    ハッタリを効かせて、自分をぎりぎりまで
    追い込むことが大切である。
    人間、必要に迫られれば本気になる。

    (4)自分自身で道を開く。欲望を持てば道は通じる。

    (5)好条件のもとでは、その人の真の実力ははかれない。
    逆境では、もがきながら自分を磨き、
    チャンスの芽をつかまえることが可能である。
    自分のおかれている環境に不満があるときには、
    案外チャンスが転がっている。

    (6)人とひと味違う自分をつくる。
    メダカの大群をいつも追いかけているうちは
    チャンスにもほど遠い。

    6、時間
    (1)運やツキというのは、ある時期に集中してやってくる。
    「悪いときには悪いことが重なるというが、
    逆も真なりで、チャンスも訪れるときには、
    まとめて訪れるものだ。」

    そのために、「同時進行・処理」をする。
    発想を豊かにするうえでの有力な手段。
    (2)意識のスイッチを切りかえる。
    (3)時間という生き物とつきあう。

    7、D3Cとの接点
    「無駄な努力ってあるんだよね」
    「流れにのること。」

    3C
    コンピュータ「頭脳」、
    コミュニケーション「神経」、
    コントロール「制御」

    キャッシュ、クレジット、カレンシー(通貨)

    8,松下幸之助
    「心の進化のバロメータは感謝の多少によってはかられる。」
    「自然の摂理にしたがう。」
    「心を無にして、ありのままの自分に戻るとき」

    運とツキを考えるとき、どの視点から構成するのであろうか。

    「欲望」「裸人間」「つきあいかた」
    「勝負強さ」「チャンス」「時間」
    「時代の流れ」「お金は道具」「右脳-創造性」「感謝」

    この構成のしかたは、実に合理的で、
    人をうまく呼び込むことができる。

  • p60 ・・・。このように過去にも同じような話を聞いていれば、それと結びついておもしろくもなり、真実味も出てくる。とあった。大学時代の講義でそのようなことを「解析接続」と言うと習ったことを思い出した。
    解析接続があると、脳が気持ち良くなり、またそれを求めるような気がする。

  • よくあるかんじですが、改めていいと思います。

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著者プロフィール

1931年生まれ。政治評論家。

「2008年 『国家と人生 寛容と多元主義が世界を変える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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