右脳速習・TOEICテスト英単語: リックメソッドで目指せ600点突破! (PHP文庫 り 2-2)
- PHP研究所 (2002年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569578033
感想・レビュー・書評
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TOEIC対策というより、大きな文字でシンプルなレイアウトなので、速読の練習としていいのではないかと思って導入。
時間を記録しながら3回繰り返しましたが、読む時間はあまり短縮されません。
やはり読み方のくせがなかなか抜けないのが速読できない原因なんでしょうね。
私が昔高校生だったころ、旺文社ラジオ講座のテキストに、SIM方式だとかRIC式だとかの広告が大きく掲載されていたのを覚えています。
英文長文を短く区切りながら読解していくという勉強法でした。
これらは英文速読の方法としていい方法だと思うのですが、最近見ないですね。どうなったのでしょうか。
それはともかく、今回読んだリック単語習得メソッドは一時盛り上がっていたようで、複数の出版社から複数のテキストが出ていたようです。
現在は新刊はないようで、中古で購入。
本書が一番レベルが初級向けだと思います。
なお、公式サイトも存在しています。
リック英語道場 http://www.nifty.com/rick/index.html
今回本書を読んだ感想は、気楽に読める一方、どこまで英語の力になったのか分かりにくいというのが物足りない点です。
章末にでも、見出し単語を使った例文があればいいのにと思いました。
やはり単語集には例文とCDがないと物足りないものです。
しかし、リックメソッド単語学習は、抵抗なくスラスラ読める点が長所だと思います。
急がずゆっくりと少しづつ英語の勉強をしていきたいという人にとっては検討してもいい単語帳だと思います。
(追記)
……とここまで書いて検索しました。
私は、かつて英文読解のRIC方式を行っていた方が単語に対象を変えて名前をカタカナ表記にされたのだと思っていましたが、全くの別人で、RIC方式とリック西尾さんは偶然の一致でした。
英文解釈のRIC方式とは、(Rapid Interpretation Course Based on Sense Grouping of English Sentences)の略で、日本英語教育協会が出していたものでした。
英教のRIC方式は、今はないようですが、SIM方式は現在でも存続しているようです。
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20141123/p1詳細をみるコメント0件をすべて表示