骨抜きにされた日本人: 検閲、自虐、そして迎合の戦後史

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569619385

作品紹介・あらすじ

本書は、二十一世紀の日本のあるべき目標に向かって前進する前に、まず出発点に立ち戻って、「戦後日本」の基本構造を確認するとともに、占領下で活躍した知識人と、その言語空間を規定していた検閲の実際について批判的に検討したものである。

感想・レビュー・書評

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  • 政治の世界では、戦後体制からの脱却との声が聞こえています。しかし、既に何十年も聞いてきた言葉であり、戦後の世代には何が?と思われる曖昧なワードに聞こえていましたが、この本の内容を読むとGHQによる洗脳状況からの脱却はマスコミを中心に置く、日本人の思想は未だ敗戦国から脱していないことを理解します。
    この本は、2002年に出されていますが、あとがきに「日本人の反中嫌韓感情は深く潜行して、近い将来のある時点で噴出することになるだろう。目先の平穏無事を追い求めていると、結局は高くつくことになる。断固たる構造改革が真に必要になる分野は、じつは目に見えないこのような領域にこそあるのだということに、政治家や指導的人士は目を開いてほしいものだ。日本の真の再生はここに始まる」と書かれていることが、今の状況を的確に予想していて驚きとなりました。

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