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- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569622613
作品紹介・あらすじ
一九九〇年頃までのフェミニズムは、学習と組織化と浸透の段階にあった。九〇年代はフェミニズムが政権の中心を占め、上からの意識革命を進めた時期である。二十一世紀に入ると、フェミニズムを甘く見たり油断していた男性や保守層が事態の深刻さに目覚め、反撃を開始した。一つの教義体系となっているフェミニズムと戦うためには、その方法論的・理論的間違いを論破しなければならない。本書にはフェミニズムのどこが間違っているかが、理論的・方法論的に整理され、正しい理論が提示されている。
感想・レビュー・書評
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タイトル通りフェミニズムへの理論的批判が詰まった本である。
今、巷を賑わせている「フェミニズム」に対して、それはまやかしの議論に基づいて構築されていると断罪し、真っ向から論理的に批判している。それと同時に、「フェミニズム」を標榜している人々の真の目的を読み解き、その裏側に潜む危険性を高らかに警鐘している。
それは家族の空洞化であり、社会の破壊であると筆者は説く。フェミニズムを研究してきた筆者による結論だけに、その言葉には重みがある。
フェミニストという人達には非常に耳の痛い本ではあろうが、是非ともこの本に対しての「理論的批判」を発表してもらいたいものだ。
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