駅名で読む江戸・東京 (PHP新書 234)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569625720

作品紹介・あらすじ

本書は、東京都内のJR、私鉄、地下鉄の駅名を取り上げ、その由来や地域に関わる事件、物語を文献・史料に基づき丹念に拾い集めている。江戸時代以前は「亀無」という地名だった「亀有」。幕府御用の警備隊が、駅名として残った「御徒町」。ビールの名が駅名となった「恵比寿」。明治・大正期の文人、徳冨蘆花にちなんだ「芦花公園」。さらに、戦後まもなく、渋谷駅にはロープウェイがかかっていた話…。日ごろ通い慣れた駅の意外な歴史が見えてくる。江戸東京四〇〇年を振り返るユニークな地名考。

感想・レビュー・書評

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  • 東京の駅の名前を元に、地域の歴史などを語る本。地図や歴史が好きな人には面白い本だし、私にとっても面白かったのだが、やはり地元ではないだけに、山手線くらいだといいのだけど、それ以外の路線の駅名になるとなかなか馴染みがないし、そもそもどのへんにあるのかもあまり知らなかったりして、その点では地元の人であればもっともっと楽しめるだろうにと思う。誰でも知っているような山手線の駅に限ってもっと詳しく解説してくれた本だとなおよかったと思う。

  • 日常的に利用している駅から自分には馴染みのない駅まで、その駅名の由来と付帯情報まで楽しめた。

  • 当たり前だが、その土地土地に歴史あり。

    暇な時にさらっと読みたい一冊でした。

    参考文献の量が尋常じゃないね。

  • 大学教授による民俗学的な一冊。個人的にはもっと鉄道の話に寄せて欲しかったというのが非常に残念なところ。成城の話とか知っているところも多かったけど、世間に似たような地名が多いのも納得がいくような話だなぁと思った。全体的に学術論文っぽくなっているのが読んでいる上でしんどかったけど、昔の新書ってよくも悪くもこういう王道ですよね。

  • 平成の大合併で消えてしまう町名もたくさんある。地名は歴史そのもの。ないがしろにしてはいけない。毎日利用する駅名にも、ちゃんと由来があるのです。

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著者プロフィール

大石 学 1965年生。東洋大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。杏林大学ほか非常勤講師。哲学・倫理学。

「2023年 『日記・書簡集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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