スランプ克服の法則 (PHP新書 288)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569629810

感想・レビュー・書評

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  • 『上達の法則』の上級編。学習自体はもう軌道に乗った人が対処しなければならないのは確かにスランプだけだ。そのスランプに対応するためには、なぜそういう状態に陥るかを知らないといけない。そしてそれは学習というものの構造により深くかかわってくる。単なるスランプへの対応法ではなく、学習というものにより深い理解を促す好著。
    世の中、学習をするには、学習を軌道に乗せるには、という本はけっこうあるが、ある程度の状態になってからさらにスキルを上げるのは難しい。意外と悩んでいる人はいるのではないだろうか。ぜひ再刊すべし。

  • 「スランプ克服の法則」という題名だったが、暗譜のコツが書いてあって、個人的にとても役に立つように感じた。
    記憶を、短期記憶、長期記憶、ワーキングメモリなどのキーワードを使って説明してある。短期記憶は長期記憶に落としこまなければならない。
    暗記には、覚える作業だけではなく、覚えたことを再現させる能力もいると言っている。再現するときの作業には余裕がなければならない。
    覚えるときに、意味でまとめるコード付けをすると、容量が小さくなるので、たくさんのことを覚えられる。

  • 最近スランプがちになので、改めて読み返しました。スランプに陥る要因と陥ってしまった際の対処法を述べています。
    得られるところがとても多く、また読むたびにいろいろなことに気づかされます。
    論理的にスランプに立ち向かいたい方にはおすすめです。

  • スランプ克服というよりも効率的な学習の方法といった感じ。

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著者プロフィール

岡本浩一(おかもと・こういち)
大阪府出身。東京大学文学部社会心理学専修課程卒業。同大大学院社会学研究科で社会学修士、社会学博士。同大文学部助手を経て、1989年より東洋英和女学院大学人文学部助教授。1997年より人間科学部教授。NLPをロバート・ディルツに師事し、NLPトレーナー。日本心理学会、日本社会心理学会、日本実験社会心理学会、日本行動計量学会、日本催眠医学心理学会、日本リスク研究学会などに所属。茶道を修め、裏千家淡交会巡回講師を兼任。リスク認知心理学を専門とし、原子力安全委員会専門委員、内閣府原子力委員会専門委員など歴任。国の科学技術研究領域の創始メンバーのひとり。著書に『会議を制する心理学』(単著)、『組織の社会技術1 組織健全化のための社会心理学:違反・自己・不祥事を防ぐ社会技術』(共著)、『グローバリゼーションとリスク社会〔東洋英和女学院大学社会科学研究叢書1〕』『新時代のやさしいトラウマ治療〔東洋英和女学院大学社会科学研究叢書4〕』『パワハラ・トラウマに対する短期心理療法〔東洋英和女学院大学社会科学研究叢書7〕』(共編)など。

「2023年 『自分を整えるブリーフサイコセラピー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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