民話の世界

著者 :
  • PHP研究所
3.60
  • (1)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 12
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569638188

作品紹介・あらすじ

本書は、民話に魅せられて、日本各地に採訪を重ね、やがて、民話は山の向こうにあるのみではなく、自分自身もそして誰もが民話の語り手であることを自覚してゆくまでの著者のこころの過程と感動を語りながら、民話の面白さ、豊かさを紹介した名著である。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 松谷みよ子さんが、民話とか全然ない子供時代をおくられたとか、吃驚なんだけど。

    今はとことん、旅人の視点なんだね~。
    体験してこなかった人がスポットを当てる。

    わらべうたの考察の部分は書き出しておきたい言葉が幾つもあった。

  • 民話って、おもしろい。この本は、松谷さんの民話への想いとかが綴られているんだけど、ちょこちょこ民話が挿入されていてすごく興味深かった。語り手さんの方言そのままの民話、聞いてみたいなぁ。……たぶん、なんだけどわりと近い場所の民話もおまけのように収められていて、内容がけっこうショックだった。民話、生々しい。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1926年、東京生まれ。1944年頃より童話を書きはじめ、1956年、信州へ民話の探訪に入り、『龍の子太郎』(講談社)に結実、国際アンデルセン賞優良賞を受ける。以来、民話に魅せられ創作と共に生涯の仕事となる。日本民話の会の設立にかかわり、松谷みよ子民話研究室を主宰。著書に『女川・雄勝の民話』(国土社)『日本の昔話』『日本の伝説』『昔話一二ヶ月』『民話の世界』(共に講談社)『現代民俗考』8巻(立風書房)など。

「1993年 『狐をめぐる世間話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松谷みよ子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×