「ニートな子」をもつ親へ贈る本

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569643991

作品紹介・あらすじ

親はやがて先に死ぬ。ニートは社会問題である以前に、親子の問題です。

感想・レビュー・書評

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  • ニートを持つ親ではないが
    こんな本贈られたくないわ!
    ご自分の環境がどれだけ恵まれてるかなんぞ聞きたくもない。
    この本読んでも救われないし、ニートから脱却させる親へのヒントも無い

    読むだけムダ。買うだけ金のムダ。

  • 上から目線というか、マシンガントークでこちらが反論できないことを述べて傷口に塩を塗りこむような本でした。

  • やっぱりニートは自分を特別視して許してあげている面があると思う。自分はダメ=特別だから何も頑張らない、だから誰か頑張って僕を助けてください、と待っている。待っている間は親に生活させてもらっている。
    完全な甘えだ。

    「既に年齢的には大人なのに甘えから抜け出せない人」を外に出してやる責任は親にあるのだろうか、そこまで甘えるのか、とも思うけど、親に多少の原因があることもなきにしもあらず、まあどちらにせよ身近な存在がある程度手を差し伸べてあげることは正論は置いておいて必要になってしまうのかもしれない。

    親が子離れすること、子どもが自分を変えてくれる何かをじっとして待つのではなく自分から動き出すこと、そこにかかっているのは改めて分かる。
    その変えていく方法をきちんと説明してあげているという点ではこの本はニートに寄り添っている。
    「コミュニケーションは怖い」って抽象的にもかかわらずつらくなるほど感じてしまう部分を「踏み込めばプラスのリアクションとマイナスのリアクションの人がいるし、それは普通のこと」「相性悪い人はほっといてOK」とか具体的にきちんと言葉にして説明しているから。
    誰かに言ってもらったら大きな力になるだろう。

    ニートって結構深刻な社会問題だけど、少しだけ単純なものに思えてきて頭が整理されてよかった。
    不安を一つずつ取り払う手伝いをして、大丈夫だよ、必要な人だよあなたは、と分かってもらう。そして手を離す。それだけだ。

    章のまとめかたがよくわからなくて読みづらかったけど、内容としてはニート問題に限らず教育的な側面でも納得のいくことが多くて読んでよかったように思う。

  • これ私やし。情けない。ほんと頑張るぞって思う。後悔はしても先には進めない。

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著者プロフィール

日本の作家、イタリアルネサンス文学・文化研究家、元関西大学文学部教授

「2021年 『カンパネッラの企て 神が孵化するとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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