豊臣秀次 (PHP文庫 は 18-12 大きな字)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569676937

感想・レビュー・書評

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  • 殺生関白の評価があるが容姿端麗にして温厚篤実かつ好色な政治家の若きドラマ。

  • 豊臣秀次が評価されて書かれているのはなかなか珍しい?気がします。
    おもしろいことに著者の方は石田三成のファンであるにもかかわらず作中では三成を佞臣としているところ。

  • 歴史小説も作家によって、違うんだなあ~と感じた。
    豊臣秀次は、秀吉の影に隠れ、印象は薄く『殺生関白』の異名で悪評高いが、滋賀県近江八幡市の人々には、神様のように言われてる。
    興味深く読み進めていくと、秀吉は、亡き織田信長の築いた安土の町をそっくりそのまま真似て、安土より高い八幡山から見下ろしたかった。男としての野望だったのだろう。
    でも、秀次は違った。町民の繁栄を願って、楽市楽座に重きをおき商売や暮らし向きが成り立つような町にしたかったと言われてたそうだ。八幡堀は、今では観光で有名になってるが、勉強熱心で、情にも厚く、八幡商人の大恩人といっても過言ではない。
    そんな、秀次が謀反の嫌疑で切腹とは、幼少から振り回され、最後は、これか!と秀次の生涯が嘆かわしく思えた。

    そして、淀殿の初恋が秀次で相手にされず、三成と不倫の関係であったとは、実に歴史はどうにでも言えるのだろうか?
    そういう話になっても、見方が変わり面白い。

    歴史は、史書がない部分については、色々塗り替えられていくのだろうなあと感じました。

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