誰も語らなかった中原中也 (PHP新書 461)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569692531

作品紹介・あらすじ

中原中也の葉書と肖像写真が発見された。宛先は宮崎縣東臼杵郡東郷村、高森文夫。「君がゐなくなつて僕は全く淋しいことだ」。中也がこの若き友に語った心の懊悩とは。没後半世紀以上を経て明かされた詩人の知られざる素顔とは。孤独感を吐露する一方で、宮本武蔵の「独行道」、本居宣長『直毘霊』を探求し、さらには芭蕉の生き様に思いを馳せていた中也。高森文夫からの伝聞を通して、求道者としての詩人の姿を浮き彫りにする。人はいかに生き、いかに死んでゆくか。切実な叫び声が聞こえる熱涙の評伝。

著者プロフィール

1943 年 3 月、東京市下谷區に最後の東京市民として生まれる。早稲田大学文学部卒。1969 年秋、歌集『バリケード・一九六六年二月』でデビュー、 「短歌絶叫コンサート」を創出、朗読ブームの火付け役を果たす。以後、世 界の各地で朗読。全国 1700 ステージをこなす。単行歌集 35 冊の他、『福 島泰樹歌集』(国文社)、『福島泰樹全歌集』(河出書房新社)、『定本 中也 断唱』(思潮社)、評論集『追憶の風景』(晶文社)、『自伝風 私の短歌のつ くり方』(言視舎)、D V D『福島泰樹短歌絶叫コンサート総集編 / 遙かなる友へ』(クエスト)、CD『短歌絶叫 遙かなる朋へ』(人間社)など著作多数。 毎月 10 日、東京吉祥寺「曼荼羅」での月例短歌絶叫コンサートも 39 年を迎えた。

「2023年 『大正十二年九月一日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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