- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569699110
感想・レビュー・書評
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本書は、下記のような4章構成1.会計の基本2.企業の財務状況の大局的捉え方3.企業活動を会計的視点で捉える4.ビジネス成功への鍵1、2、3章は、言うまでもなくPL/BS/CFの話。ビジネスマンなら当然理解しておく内容であるので、私にとって目新しいところがなく、退屈であった。が、4章は、他の章と赴きが全く異なり、著者が考える企業哲学を展開する。それによると、企業の第一義を「金をもうける」ことにおいてはならない。「お客様のお役立つ」ことこそ、ビジネス成功の鍵である、と主張する。最初は「そんな青臭いこといってもねー」と思っていたが、最後のほうではすっかり説得された。この本に出会えてよかった。
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日商簿記2級程度の知識と、良識ある社会人であるならば読む必要がない。
顧客第一が利益増となる、という理論が永遠と繰り返される。
退屈、移動時間に1時間程度で読めるかと。 -
お客様を幸せにし、世の中をより良くするという企業の本源的価値を高め、追求していくために、会計情報はどのような位置づけにあるのか、というお話。実際にどうやって会計情報を活用するか技術的な話はまるでなくて、どちらかというと経営者の精神論に寄っている。それはそれで興味深いし、志高く生業を極める職業人になろうと思えたから、良い本だった。
この本だったかな、特になるほどーと思ったのは、新たなビジネスは新しいことを始めるだけではなくて既存のものを深めることでも築くことができるという話。
あとは、資産や費用の増減は利益剰余金を通じて貸借のバランスがとれているという話。仕訳の仕組みから貸借が合うのは当たり前だと思ってたけど、理論としては利益剰余金がミソだったのだなぁと目から鱗でした。 -
会計とタイトルにあるのに、大切な事は会計では表せない領域にある、と言っている様に感じた。
これじゃタイトルから会計分野の話を期待していると、期待が外れてしまうだろう・・。しかも大切な部分は他の本にもたいてい書いてありそうな内容。ちょっと物足りない。 -
前半の管理会計や資金の流れの説明のくだりは非常に感覚的にも捉えやすかった。
後半の経営のと部分は精神論っぽくいまいち。 -
会計の本というか、自己啓発本。
書かれてある事が正しいのはわかるが、ありふれている。 -
価値と会計の繋がりとは?
→コミュニケーションと意思決定の手段であり、価値創造プロセスを把握するもの
作業代替、情報の非対称性、規模の経済が働かなくなる中では、本源的価値つまり顧客にとって価値があるものを生み出し続ける必要がある -
後半から想定していなかった展開に。その考え方は大いに賛同するものの具体性がなくて残念。
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前半は会計の基本的な内容からはじまり、後半はビジネスにおける本源的価値にフォーカスして書かれている。内容としてはおもしろかったが前半に関してはもう少し図を、後半に関しては具体例がほしかった。なので星は3つとさせていただきました。