猿の部長 マーケティング戦略で世界を征服せよ! (PHP文庫)
- PHP研究所 (2014年12月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569762241
作品紹介・あらすじ
MBAを取得した滝川は、猿が経済を牛耳る世界に迷い込んでしまう。滝川はマーケティングノウハウを駆使して、猿社会から脱出できるのか?
感想・レビュー・書評
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猿の部長というタイトルに思わず惹かれて購入。
中身はマーケティング論を分かり易く書いたもので、主人公がその知識を使い、様々な業種の会社を再建に導いていく。
マーケティングの様々な手法を、それぞれの業種・市場での立場等から考え導いていくやり取りが、猿の部長との楽しい掛け合いで進められるので、ビジネス書の割にサクサク読むことができる。
ある程度知識を持った人は物足りないと思うが、入門書としては楽しく学べる一冊。
何故部長以上の要職が猿になってしまい、人は猿に使われる立場となったのか、そんな謎を追うプチSFミステリの意外な展開も魅力です。
最終消費者と直結した商売は、やはり面白そうだなと思う。
練った戦略やアイデアがハマった時には、たまらないやりがいを感じることだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ある有名企業の店長や管理監督者が集まる研修で実施したアンケートで、半数以上の方がこの本を読んだ感想を書いていたので、タイトルの不思議さもあり、気になったので読んでみました。
マーケティングの考え方が具体例を用いて書かれていて、とても勉強になりました。とはいっても小難しい話ばかりではなく、ストーリー展開もきちんとあるので、おもしろくて一気に読み進められました。続編あったりするのかなぁ(笑) -
『様々な視点のマーケティング』
・市場規模、ニッチ市場を見定めて競合脱却
・実行に移すまでのスピードをあげてチャンスを逃さない
・トライアンドエラーを繰り返す
サルが社会を牛耳る世界へワープ?した主人公が、マーケティングを武器にサル社会で活躍する意外なストーリー。だが勉強にはなる -
ある日、猿ヶ島で行われた祭礼を機に異世界へ。
そこでは、部長職以上は全て猿という世界。
それ以外は普段と変わらない。
そんな世界に送り込まれた主人公の任務はある企業を1年以内に10億円の利益を生み出すこと。
様々なマーケティング手法を用いて、各事業部の問題点を洗い出し、改善してゆく。
マーケティングはあくまでも手法であり、それを使うのは人間で、組織を作るのも人間。
マーケティングを効果的に発揮させるために最も重要なことは...
仰る通りな内容でした。
作中で風刺される前時代的な日本企業の在り方が痛々しい。 -
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
冒頭からの奇天烈な設定に半信半疑で読み進めたが、想定外の展開で小説としても楽しめた。
マーケティングについては素人のため、色々な業界をケーススタディによく知られる分析手法を確認できたため手軽なビジネス書としてもお得感のある一冊だった。 -
売れてるシリーズだけど、なんて言うか描いたった感が強くて。
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文庫本サイズのビジネス書は、通勤時間に読めるので良い。まず、部長以上はすべて猿。異次元に迷いこんで、利益10億を達成し、元の世界に戻れるかという設定が面白い。
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名SF映画「猿の惑星」をオマージュした、一見マーケティング入門書の作品。
しかし、自社と顧客たる他者を冷徹に分析し、組織を効率的に方向づけし、最短距離で成果を得るマーケティングという重要なビジネススキルを学ばせてくれる。
教科書的なビジネス本も否定しないが、マンガ風にも関わらず、実は著者の実体験に裏付けされた本作品もいいと思う。
マーケティングのスタートは、先ず、自社(自分)の得手・不得手を見極める事が重要であると言うことを改めて学ばせてくれる。