がんと闘わない生き方

著者 :
  • PHP研究所
4.00
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 4
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569774145

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • がん治療法ー手術、放射線、化学療法(抗癌剤、ホルモン剤)。民間の特殊療法が効く証明はない。免疫療法も限られた特殊なもの以外は研究段階。

    高度認知症の末期がんが困る。高度認知症になったときにどうしてもらいたいか、65歳のころに文章にしておくこと。

    分子標的抗がん剤はがんの増殖をうながす分子をブロックする。

    ストレスと発がん、進行都の関係は強くない。

    免疫療法や民間の特殊療法は科学的証明がない。膀胱がんに対するBCC注入以外は研究段階。

    がんは20年も前に発生したものが大きくなって発見される。急に食生活を変更してもダメ。
    目に見えるがんを徹底的に切除しても価値がない。
    無理に切除すると、残っているがんがおどろくほど早く成長して再発する。超音波で見つからなかったがんがたくさん残っている。

    高度進行がんになるほどセカンドオピニオンが必要。
    手術を勧められたら外科医ではなく、遠くても放射線医や内科医の専門病院にいく。

    医者や看護師は、がんと最後まで闘うとはいわない。

    子宮頸がんで、がんが粘膜上皮内にとどまっているものは日本ではステージ0のがんだが、欧米では、異型としてがんとはしない。

    オーダーメイド治療。効きや副作用を予め調べる。

    がんの骨転移による痛みは放射線治療が清涼。
    放射線治療スタッフは少ない。放射線物理士、放射線技師、放射線治療医。

    高度進行がんは、放射線治療の適応例が多い。
    最低でも常勤の放射線治療医がいる病院で受ける。

    痛みや呼吸苦に対するモルヒネの効果はすばらしい。しびれや腸閉塞状態になったときの腹の張りは緩和できない。

    ホスピスでは目を覚まさないように眠らせる、ことができる。鎮静。安楽死と同じ効果。

    中心静脈栄養は行わない。モルヒネを十分に使う。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

日の出ケ丘病院ホスピス医兼ホスピスコーディネーター

「2016年 『人生の最期を医者任せにするのはやめなさい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小野寺時夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×