「優柔決断」のすすめ (PHP新書 634)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569774213

感想・レビュー・書評

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  • 9月の末に講演会でお会いできて嬉しかった。
    関西弁でエピソードもたくさん話されて楽しかった。
    運を引き寄せる力なのか持っているものなのか、、、

  • 昔から優柔不断と呼ばれることが多かったから、優柔決断という言葉が気になって読んだ本。古田の本だけあって、読みやすく理解しやすかった。色々な情報を集めて、柔軟に比較検討して考えながらも最後にはしっかり1つに決めるというのは理想的な考え方だと思う。多くの情報であふれる現代において、いろいろアンテナを張って情報を集めながらも、最後には自分の判断で決めて次に進んでいく。その繰り返しができるようになりたい。

  • 一流の人は深いところまでよく考えているんだなぁと思いました。

  • 「1人の天才よりも、30人の普通の人の意見を集約したほうが良質の決断ができる」

  • ■フォアボールを狙え

    大学時代に首位打者を獲得しながら「眼鏡を掛けた捕手は大成しない」
    と1987年のドラフトで裏切られたのが、元プロ野球選手の古田敦也氏。
    ユニバーサルプランナーズ 10/1/22

    大学卒業後、社会人野球に進み全日本の捕手として1988年のソウルオリ
    ンピックで銀メダルを取り、その年、ヤクルトスワローズからドラフト
    2位で指名を受けた。


    「野村ID野球」の要として入団1年目から活躍し、プロ18年間で多くの
    記録を作ってきた。


    MVP:2回(1993年、1997年)、首位打者:1回(1991年)
    日本シリーズMVP:2回(1997年、2001年)
    最優秀バッテリー賞:6回(歴代最多タイ記録)
    シーズン盗塁阻止率:.644(1993年:日本記録)
    通算盗塁阻止率:.462(日本記録)
    通算打率:.292(捕手日本記録)


    捕手として攻守で活躍してきたことが伺える。この他、球界のお祭りで
    あるオールスター連続出場17回(1990-2006年:日本記録)という記録
    もあるからファンにも愛され続けた選手だ。


    なぜ、古田氏はこれだけの実績を残してきたのだろうか?


    それは、球界の常識を打ち破ってきたことにヒントがあるように思う。
    先にも書いた「眼鏡を掛けた捕手は大成しない」に始まり、「脇を空け
    て捕球してはいけない」「キャッチャーミットは小さい方がいい」など
    といった、従来の数々の常識を変えている。


    この行動の陰には、「優柔決断」という考え方があるらしい。


    『「優柔決断」のすすめ』(古田敦也著、PHP研究所)によると、「優
    柔決断」とは古田氏の造語で、その意味するところは、


    「柔軟に情報を収集したうえで、最終的にそれを活かした決断をしっか
    りするということ」


    と書かれている。頭でっかちになっていつまでも決断に至らない人や実
    行しない人、また過去の成功にしがみついていて立ち止まっている人に
    優柔決断を促している。


    こちらの本には、今の不景気のヒントになることも書かれていた。


    「スランプ脱出は『人生のフォアボール』を狙え」


    調子が悪い時、悪あがきをしてもヒットは生まれない。ならばじっくり
    と待ち、フォアボールを狙うと良い。そうすれば、ピッチャーはフォア
    ボールを出したくないから自然と球は真ん中に集まってくる。結果、チャ
    ンスが生まれる。


    人生においても同じで、上手くいかないときあがいて余計なことをして
    しまうが、そうではなく、じっくりと現状を見極め「これだ!」と思う
    時にアクションを取ると良いという。


    優柔決断を繰り返しながら、スランプの時は「人生のフォアボール」を
    狙う。


    今の市場は、フォアボールを狙いながらチャンスが来るのを待つときだ
    といえる。


    (以上 文責:小田徳明)

  • 現役時代から意味不明な人だったが、意味不明なタイトルの意味不明な本を出してたので手に取ってみた。意味不明だった。

  • まだ、全体の1/4しか読んでいませんが、すごく気に入った文章がありました。
    P30からの引用です。

    ==[引用ここから]========
    監督が方針を打ち立てたら、仮に内心「え~?」と反発を覚えることがあったとしても、その方針に従うべき。でなければチームプレーはできないし、もっといえば、それが人間としてのルールだと思うから。
    野球にかぎらず、一般社会でもそうではないでしょうか。
    ・・・中略・・・
    やはり一度、会社に入ったら、その会社がめざす目標に向かっていかに仕事をこなすか、与えられた環境のなかでいかに最大限の力を発揮するかが大事。それが社会性というものではないか。そのなかで人に喜ばれたり、やりがいを見いだしたりするのが働くということの本質だとぼくは思う。
    ==[引用ここまで]========

    ここ数ヶ月、「そもそも、なんで働いてるんだっけ?」という疑問が頭をぐるぐるしていましたが、1つ答えが出たような気がします。

    言われてみると、かなり当たり前のことのように思えますが、改めて言われてみないと、なかなか気づきませんね。

    ***************************************
    上記の内容はブログ『7931のあたまんなか』から抜粋しました。

    古田敦也 「優柔決断」のすすめ
    http://wed7931.hatenablog.com/entry/50753251

  • 短時間で読めるが、なるほど~と思う箇所がたくさんあった。
    考え過ぎな私には耳が痛い部分も多かった。
    やってみること。結果は後から。
    野球の話も楽しめた。

  • この本を読んでから、何かが変わった。
    仕事に絶対なんてない。
    けど、バカみたいにやるだけやって、開き直ったら殆どの事が結果になって戻ってきた。

  • プロ野球はそんなに嫌いでも好きでもないけれど、
    スポーツ界での指導者に対しては、少なからず興味がある。
    勝敗を決めるには監督の采配ひとつとか、
    チームが強いのも弱いのも監督の指導の成果とか、
    チームプレーが必要とされるスポーツには、
    必ずといっていいほど、名監督の存在の有無が影響されるようだ。

    本書には、社会人野球からプロ野球へ入り、
    野村監督、若松監督のもとで、選手生活をおくった古田氏の思考法が
    余すところなく述べられいた。

    眼鏡のキャッチャーと異名をとった古田氏は、
    現役時代、それまでのプロ野球の常識を打ち破り、大活躍をしていた。
    「ブレることを恐れない」「二年前の情報はさっさと捨てる」
    「オリジナルとは組み合わせの妙」「最後は腹をくくる」など、
    過去にこだわらない、やわらかな発想で
    物事を捉えておしすすめていく古田氏の信念が常識を変えたのだ。

    その背景には、
    恩師の野村監督の指導も参考になっていたのに違いない。
    ヤクルトスワローズを、5度のリーグ優勝と4度の日本一へ導き、
    日本プロ野球選手会会長、そして選手兼監督として活躍した
    古田氏のユニークな思考法を、楽しく読ませてもらった。

    そうだよね。何事も気負うことなかれ。
    さんざん迷っていても、最後の最後で出した決断で決定。
    過去に捉われないスタイルって結構大事なんだなあ。

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著者プロフィール

野球評論家

「2016年 『うまくいかないときの心理術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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