不況知らずのコンサルが実践している 時間をかけない! 情報整理術 (PHPビジネス新書 130)
- PHP研究所 (2010年3月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569777948
感想・レビュー・書評
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「ホンモノの情報」を生み出すための「感情フィルター」の鍛え方は結局自分に任されてるような気がしました。
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メモ ★は自分の思ったこと
成果を出しながら情報整理する
→完璧な情報整理をする時間はない
情報整理はできる限り「成果を出すプロセスの中でやる」
→★★★共感した
お客さんに聞かれた時や同僚に聞かれた時に初めて資料化するのが程よくモチベーションが保てるためやりやすい。目の前のことが1番マックスが出せる
■情報には2種類
①ふつうの情報
→誰にでも入手可能
②ホンモノの情報
→その人だけが持っている情報、その人の感情と思考のフィルターを通して整理された情報
★会社の事例はこちらになる
こういう事実があるだけではなく、そこにどんな意味があるか、なぜ、自分はそう考えるのか
と言った情報の背景にある、感情と思考の裏付けがあってこそ、情報はホンモノの情報になる
■情報にフィルターを通す
①感情フィルター
②思考フィルター
→要は感じて考える
■情報整理重要な三つの行為
①収集
→現場から情報を取り、自分の感情も重視して整理する
→★感情重視していいんだ
②思考
→自分で考えて、情報の意味をより深く整理する
③伝達
→強い伝達力を持った表現を創り出すために整理する
この三つを行きつ戻りつしながら進めていくイメージ
■自分にしかできない仕事があるか
一人ひとりが、感じて、考えて、失敗を繰り返して、自分のなりのスキルを身につける
そして自分にしかできない仕事をし、自分にしかできないアウトプットを出す
「自分にしかできない仕事ができるようになる」
→自分を信じて、自分を磨くこと
→感情フィルターを使う
→→共感、感動、違和感
→→→自分独特の感性
→→→センスが育っていく
→→→特に違和感が大事
■感じない情報は捨てろ
→整理する情報はミニマムに、触れる情報はマックスに
→→そのために感情フィルターを使い情報捨てる
■情報処理と整理の違い
感情フィルターを通し、感じない情報は捨てる
→処理
■感情フィルターとは
感じないよという場合
→自分はどんなビジョンを持っているか
何をやりたいのか
関係のなかったビジョンはつながることがある
・ビジョン
・やりたいこと
・テーマ
・役割
→仕事、地元、趣味、家族のジャンルで考える
など
■読書記録の書き方
仕事への役立ち度
感じたこと、考えたこと
→3行コメント
いわたそう
→私の名刺には社長と書いてありますが、頭の中はゲーム開発者です、△心はゲーマーです
■最強の情報源は人
①仮説を話す
②人生の話を聞く
相手のいい鏡になる
→相手に乗り移る、相手に感情移入する
■ひらめく、日常の作り方
常に無意識に意識している状態を作っておくことで「ひらめき」が生まれる可能性を高める
→ノートを何度も見返すなど
■箇条書きはあとでもいい
→まずは一旦文章で書き切ったほうが真に大事にしたいことは何かに迫れる
■
集めた情報から
「全体を貫く柱は何か」を、考える
コツは何か?
→柱は太くてシンプルなほどいい、しかもたった一本
→→だいたい3割くらいリサーチが進んだら見えてくる
→→→残りの7割をリサーチするのと同時に自分の直感を検証していく
コンセプトを紙の真ん中に書く
→周辺情報を書き出していく
→→重要なものを丸で囲む
→→関係性があれば矢印で示す
■
何かを生み出している「クリエイティブな自分」
図で考えながら重要度や関係性を冷静に判断している「加工職人な自分」
クリエイティブな自分が発想し、加工職人な自分が分析し整理する
この二者の間を行ったり来たりしながら、コンセプトワークを行い、最終的にコンセプトシートを作成します
■伝える手法が考える手法でもある
■注意点
パワポのプレゼンが最終ゴールでも
一度は文章にする過程を経て思考を進めたほうがインパクトのあるプレゼンができる
→★覚えておこう
■プレゼンで考えるべきみっつのこと
①メインシート
→一シートで伝えられるのは一つ
→→情報量で聞き手を煙にまいてはいけない
②ストーリー
③シートネーミング
■ビジョナリーにはじめ、ロジカルに終われ
①これから話したいことに関連するキーワードを一つ示し、その意味を説明する
②話がどこに向かうのか、ゴールのイメージを簡単に予告する
■中身について
①論理の整理
→自分が迷わないように、相手が分かりやすいように
②物語の整理
→相手の心を動かすために
→→→いつ、どこで、誰が、なにを、どのようにしたのか、それはなぜなのか
■謎の連鎖で惹きつける
→バカの壁、竿竹屋はなぜ潰れないのか、のように?を浮かばせる
■シンプルな図には力がある
■色
①メイン
②強調→少しだけ使う
③サブ→パステル系など優しいやつ
■フレームワークの落とし穴
フレームに縛られる
書き出しやすくなるけど、埋めなければという強迫観念が働いてしまう
⇔ファジー図
ビフォーだけを先に見せるなど、聴き手に想像させる -
メルカリ売却
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・情報整理は成果を出すプロセスの中でのみ実施する。
×いつか役に立つ情報
〇目の前の仕事にすぐに生かす情報
・ホンモノの情報をストックする
フツウの情報 誰にでも入手可能 例)ネット、TV、雑誌
ホンモノの情報 自分だけ保持。 例)自分だけの意見、取材した結果、体験談
・フツウの情報を自分によってホンモノの情報に変換する
step1 収集 フツウの情報を集める。ストックした情報を見返すことでstep2思考に移行しやすい(ひらめき)
step2 思考 自分のフィルター(思考・感情)で変換
step3 伝達 他人に伝えることでブラッシュアップ
※これは分析の過程そのもの。分析官に必須。
・自分にしかできないことをやるためには、自分を信じて磨くことが唯一の方法
・「インプットする情報はMAX、整理する情報はミニマム」
大量にやるべきは処理であって整理ではない
・感情フィルターの磨き方
TVやyoutubeは5分みて面白くなかったらすぐやめる
新聞や雑誌は見出しで決める
仕事だけでなくプライベートのフィルターも大切。仕事につながることも多い
現場から収集した情報(1次情報)が基本 -
情報整理の基本というか、コツがわかる本です。
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2010初版なのでタブレットがまだ浸透する前のお話です。
なのでテクノロジーの認識が2017年現在とは少し異なります。
全体的にはコンサルタントの方が書く、情報整理本のよくあるやつという印象です。
個人的には、あまり新しいアイデアはありませんでした。1、2章はそれなりに自分でも応用できる技術かなと思いましたが、3、4章は図やイラストがあったほうが読みやすかったように感じます。 -
時間をかけない情報整理とは?
→情報整理は成果を出すプロセスのなかでやる、つまり行動につなげる情報整理
1.現場から情報を取り、自分の感情も重視して整理
2.自分自身で考えて、情報の意味を深く整理
3.強い伝達力をもった表現を創り出すために整理
自分にかできないことをやるためには、自分を信じること
整理する情報はミニマム、触れる情報はマックス
ビジョナリーにはじめ、ロジカルに終わる -
プレゼン資料作成の参考書として購入しました。
身につけたいと思った内容は、第3章「思考整理術」、第4章「伝達整理術~人を動かすアウトプットの方法とは~」です。
時間が足りなくて情報や考えが整理できないまま発表、、、とならないためのヒントが見つかると思います。