- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569778297
感想・レビュー・書評
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スターではない、エースでもない、
だが、欠かすことのない存在。
使われやすい人間になる。
勉強になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
田口選手は私たち一般人から見れば全然主役なんだけど、主役9人でチームが成り立っている訳ではないのもよく分かる。当事者として、自分の力や役割を客観的に認識して、その力や役割をきちんと全うできることが大事なことだと。うん、わかっちゃいるけど、隣の芝は青かったり、自分はこんなもんじゃないとかって変に考えてしまうところ、あるよねぇ。自戒の念。
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これも読みやすくて参考になる一冊。日本国内ではレギュラーだった著者が渡米して主力級にはなれず、そのことに対して自分なりに出した結果が脇役であり、最終目標であるチームの勝利にどう貢献すべきか、どんな葛藤があったのかが詳しく描かれている。どんな時にも客観的に自己分析し、状況判断を行うことで殆どの場合は道は開けるという勇気をもらうことができる内容。成功談ばかりではなく、若干愚痴も含まれているのがリアリティがあって良いと思う。
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版元が版元なので、仕方ないけどビジネス応用の部分はなくてもよかったかな。野球とベースボールを体験した素晴らしい選手が得たことをわかりやすく、そして面白くよませてもらいました。いい本でした。
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【概要】
オリックス、メジャーリーグを経験した田口さんの著書。
同期イチローと比較しても明確な「脇役」のプロが、腐らない脇役、プロとしての脇役について語ります。
「○○力」というタイトルは、まだ流行っているのでしょうか。
【活かせる点】
・孤立感のカーテン(上手く行かない→視界にマイナスのカーテン→孤立感→上手く行かない…)
・「脇役力」はチームが勝たなければまったく機能しない(自分では脇役力を発揮したと思ってもチームの結果に結び付かないと意味がない)
・個人的な不平不満よりもその先にあるチームの勝利を優先して考える態度=使いやすい
・とことん悩んだ結果の「まぁ、しゃあない」
・脇役でも、頑固に自分のやり方を貫き結果を残せたら可能性は広がる
・最悪の環境とは、周囲にだれひとりとして自分の支えになってくれる人がいない状況
・真ん中の人が光るのは当然、橋っこの人が全身全霊を捧げている方が完成度が高い
・真ん中で光る誰かを支える己の存在価値を認めて誉めてあげたらいいよ
(あっき) -
決してスーパースターではないが、
チームに必要なピースとなる脇役力。
脇を締めて歯を食いしばり、時には己を捨てて
チームの勝利を目指す。
自分も同じような役回りなので、非常に共感が持てたし
それが間違っていないことを教えてくれた本。 -
この本を読んでから急に尊敬する人間リストに田口が上がってきた。腐らずに道理や義理を通して努力する重要性を教えてくれる本。それが必ず報われる瞬間がやってくる、ということを実感した。この人は尊敬に値する。陽のあたる場所だけが人生じゃない。
すごく共感できる本だった。自分は常にマイナスからスタートしていることが多い。決してエリートにはなれない。だからこそ、考えてチームのために必要なワンピースになってこなければならなかった。チームのために「考えて、努力する」姿勢やその視点は絶対必要だと思う。『リアル』でも言っていたが、「長いのも短いのも太いのも細いのも5本集まって力を発揮するのがチーム」なんだと思う
田口は本当にチームの勝利が大切で、好きなんだろうなと感じた。チームのことを一番に考えられるから、個人成績は二の次として高いモチベーションを維持することができたのだろう。25番目のポジションにおさまることができた。25番目が大事って言うのは、ゴン中山や秋田が2002年のW杯で見せた姿勢に通ずるものがある。ユーティリティープレイヤーつながりで先日追悼試合を見に行った木村拓也を思い出した。 -
オモロく生きる。
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田口壮氏の半生(主にメジャーリーグ時代)を「脇役力」という考えについて綴った本。
日本ではスタープレイヤーで、メジャーでも活躍した田口氏が「脇役力」とは意外であった。
同じ関西人であり、野球人として非常に読みやすい内容であった。特にメジャーリーグの裏話?を知ることができたのは楽しいところ。
自分自身を理解する、配役を演じる、向上心を持ち続けるということがキーワードであったように思う。 -
自分はもともと合併でチームがなくなるまでは
かなりの阪急ブレーブス→オリクッスブルウェーブのファンでした。
そんな青春時代に本当に応援をしてきた田口選手が引退したので
改めてよんでみました。
人柄の良さがでていますね。
この人柄のよさがオリックスの時は邪魔をして
歯がゆいこともあったりしましたが、メジャーでの素晴らしい
活躍につながっていったのだと思います。
ラルーサ監督とのエピソードを見る限り
本当にいい指導者になりそうだなと感じました
第二の人生も応援しています。